坂口健太郎が岡田准一と“狂犬”バディに 制御不能のヤクザ役で映画『ヘルドッグス』に出演

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2022.3.14
 (C)2022「ヘルドッグス」製作委員会

(C)2022「ヘルドッグス」製作委員会

映画『ヘルドッグス』が9月16日(金)に公開されることが決定。あわせて、坂口健太郎が出演していることが明らかになった。

『ヘルドッグス』は、深町秋生氏の小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫/KADOKAWA刊)を実写映画化するもの。『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などの原田眞人監督が脚本も手がける作品だ。

主演をつとめるのは、『関ヶ原』、『燃えよ剣』に続いて本作で原田監督と3作目のタッグを組むことなる岡田准一。岡田は、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾を演じる。兼高は、愛する人を殺される事件を止められなかったためにトラウマを抱え、正義も感情も捨てて復讐することにのみ生きていた男で、その“狂犬”ぶりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入ミッションを強要されるという役どころ。現在、長髪、無精髭、トライバルタトゥー姿の岡田の姿も公開されている。なお、原田監督は主演に岡田をイメージしながら脚本を執筆したとのこと。また、岡田は技闘デザイン(アクション振り付け)も担当。クランクイン前からの原田監督との綿密な打ち合わせを経て、劇中のキャラクターの個性にあったアクションを振り付けているという。撮影は、2021年4月2日から5月14日にかけて行われ、すでに終了している。

 
 

あらたに出演情報が解禁された坂口健太郎が演じるのは、兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員・室岡秀喜(むろおか ひでき)。室岡は死刑囚の息子ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。満腹中枢が壊れており、常に空腹で何かを食べている人物だ。感情を抑えられない性格の室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性は98%。警察は、兼高に室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出し、二人は最強の“狂犬コンビ”として組織を上り詰めていくという。

坂口自身は「室岡というキャラクターは世間の坂口健太郎のイメージとはガラッと違う役」と話しており、室岡は鋭い眼光やボサボサの髪の風体で、腕には兼高と同じくトライバルタトゥーを入れている。本作で、原田監督作品に初参加を果たす坂口は「お芝居していく中で、毎回裏切っていきたいなって気持ちがあった。監督とお話をさせてもらってやりたいっていうのは瞬間的に強く思いました。室岡の根本というか、どこに中心があるんだろうっていうのはすごく頭で考えて、マフィアのような集団の中にいる中で、どこか浮いちゃダメだって思っていたけれど、室岡なりの感情の出し方や異質感はすごく調節をしなきゃいけないなっていうのは思ってはいました」と語っている。また、初共演となった岡田について、坂口は「バディ感というか、僕はもう本当の兄貴のように慕っていたので、そういう画が映像になったときに感じてもらえると思います。セクシーで、とても切ない映画だなって感じますね」と振り返っている。

坂口と原田監督のコメントは以下のとおり。

 

坂口健太郎

室岡という役を考えている時間、乾いた笑顔の裏にある深い闇や寂しさを感じ、その感情を丁寧に、時には刹那的に放出する作業はとても心地の良い瞬間でした。

初めての原田組、この刺激的な現場を室岡として、岡田さん演じる兼高と一緒に潜る時間は、とても豊かな時間でした。

 

原田眞人監督

とにかく一番最初に本人と会って、色々話してみて、凄くいいなって思いました。ちょうど『クライマーズ・ハイ』で堺雅人と会った時とか、あるいは『日本のいちばん長い日』で松坂桃李と話した時とか、そういう時の、ああいい感じっていう、お互いにクリックするものがありました。室岡は97%サイコパスであっても原石の純真さが3%残っています。その微妙なニュアンスを健太郎は切なく的確に表現してくれました。

『ヘルドッグス』は9月16日(金)公開。

 

作品情報

映画『ヘルドッグス』
出演:岡田准一 坂口健太郎         
脚本・監督:原田眞人 
原作:深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 
公式サイト:www.helldogs.jp
(C)2022「ヘルドッグス」製作委員会
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