岩城直弥主演『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』が開幕 ゲネプロレポート&キャストコメントが到着
(C)Happinet/Happinet Media Marketing
2020年にWebアニメから始動した『おねがいっパトロンさま!』の舞台化第2弾となる『おねがいっパトロンさま! The Stage 〜ココロを詠え〜』が、2023年1月26日(木)より開幕した。
初主演の岩城直弥をはじめTAKA(CUBERS)、白石康介、結城伽寿也といった実力派の面々が集い、熱くてしびれるパフォーマンスで見る人のココロを震わせる。本番前日となる25日(水)に、新宿FACEにてゲネプロと囲み取材が行われた。
シュガーとパトロン。二人のココロが通じ合い、見つかった『愛』とは
本作は、前作の『おねがいっパトロンさま! The Stage』の主人公・由賀 旭と猫屋敷良夜の二人の出会いの物語から、少し時間をさかのぼる。
売出し中のアイドル音楽ユニット『RALLUS』のアサキ(岩城直弥)、さくたろー(TAKA/CUBERS)、ねむる(白石康介)、標(結城伽寿也)は母校である浮巣谷小学校でライブを行っていた。その理由は『“ココロが停まった”子供を探すため』だ。
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アサキは支援されるもの『シュガー』、さくたろーは支援するもの『パトロン』、二人で一組の関係で結ばれた彼らは『パトレイサー』と呼ばれ、人々の停まってしまったココロを再び震わせるため選ばれたヒーローだ。
小学校でのライブの幕が開き、『RALLUS』の自己紹介ソング(「RALLUS」)のメロディとともに颯爽と舞台に登場するさくたろー、ねむる、標。それぞれのキャラクターに合せて転調や曲調、歌詞に変化を加えているこの楽曲は、まさに『RALLUS』の名刺代わり。折り重なる3人の歌声によって会場の盛り上がりも最高潮となる直前、アサキもステージへ。その歌声が披露されるかと思いきや、客席にココロが停まった少年・道上コウキを見つけ、アサキは予想外の行動を取るのだった―…。
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アサキ役の岩城は、主演に抜擢された直後は不安な部分も大きかったという。しかし持ち前のチャレンジ精神と真摯でまっすぐな演劇愛で見事に乗り越え、主人公・アサキを形作っていた。独断的で無鉄砲なのに、どこか人を惹き付ける魅力やカリスマ性があるこのキャラクターは、きっと岩城ににしか描けなかっただろう。本作では強く響き渡る歌声はもちろんのこと、殺陣やアクションまでも披露する。岩城ならではの高い身体能力、しなやかな手足を活かした圧巻のパフォーマンスに注目だ。
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ゲネプロ後の囲み取材の初日開幕への意気込みのコメントからも、誰よりも熱いものを胸に秘めていることが伝わってきた。どこか放っておけない人間性と確かな演技力、珍回答(?)の運までも引き寄せる俳優、それが岩城直弥だ。
そんなアサキの小学校時代からの幼馴染で、パトロンとなるのがさくたろー。TAKAが演じるさくたろーは、一見大雑把な言動をとるものの、実は誰よりも献身的。すぐに独走してしまうアサキに対して、どこまでも寄り添い、熱く諭す。しかし、その思いがなかなか伝わらないのがなんとも歯痒い。こういった細かな心情変化まで観客へ届けることができるのがTAKAのすごいところだ。一転して、ライブパートでは、指先の細かな表現まで徹底的に意識したダンスもさることながら、甘く透る声が会場を包み込み、一瞬で視線が彼に集まる。彼の丁寧な役作りやきめ細やかな人柄からこの吸引力が生まれているのではないだろうか。
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ココロが停まってしまったコウキに対して、『RALLUS』のほかの3人とは違った角度からコウキの心情を読み解こうとするのがねむる。なぜならメンバーの中で唯一、ココロが停まってしまった経験があるからだ。ひょうきんでムードメーカー、人当たりの良い彼にも陰りはあった。その過去を4人で乗り越えたからこそ今のねむるがいる。
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本作でねむるは『RALLUS』の“救い”だろう。そして、白石自身が持つ勘の鋭さと要領の良さ、茶目っ気によって、このねむるが誕生したといえる。単純にメンバーのバランスだけを見れば、ねむるのポジションは陽のキャラクター。しかし、白石のねむるには優しさと寛容さが溢れており、ただの「陽キャ」という枠にはおさまらない。過去、親友の標に良い影響をもたらしたことからも、彼もまた彼としてのヒーローの形があった。さらに白石といえば歌唱力! 本編とライブパートの両方でその声音をしっかりと堪能できる。
ねむると出会った当時は音楽という殻に閉じこもりがちだった標。『RALLUS』という環境が彼自身を解放できる場となっていた。この物語を見ていると、アサキも、さくたろーも、ねむるも、すぐに突っ走ってしまったり、一番大事なことを見落としてしまう場面が多い。そこに“気づき”をもたらすのが標の役目だ。自己紹介ソングの彼のパートの歌詞の中に「今日は程良く戦士火事親父」とあるように、怒ると一番怖く、その強い感情が人のココロに火をつける。
標が持っている包容力を最大限に引き出していた結城。彼が誰かと対峙するときのセリフの間合いと目線にぜひ注視してみてほしい。標の内面のやわらかさや、相手を受け入れる姿勢が強く伝わってくるはずだ。結城自身の柔軟さやおおらかさからきている部分も大きいかと思うのだが、キャリアの中で培ってきた確かなものが垣間見られる演技だ。結城の標が、ある意味では『RALLUS』の要になっている。
本作は前作とは違い、完全オリジナルストーリーとして一からキムラ真が手掛けている。「観客全員のココロを震わせたい」というキムラの熱い思いを舞台上で具現化するために何度も脚本に手を入れ、ついに26日、開幕することができた。何気ない会話の中のセリフには、深い意味が緻密に秘められているので、ぜひ宝探しのように、一つ一つを見つけていってほしい。キラキラと輝くその詠の数々が、きっとあなたのココロを震わせ、やがてその中の『愛』に気づくはず。
取材・文 ナスエリカ/撮影 山本れお
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◆キャストコメント◆
岩城直弥/アサキ
舞台は僕たちだけでは成り立たないもので、見に来てくださる皆さまがいるからこそ完成するのだと思います。そして僕たちの演技やパフォーマンスを見て反応してくださるという、そのやりとりができるからこそ、僕たちはパワーをどんどんもらうことができて、さらに良いパフォーマンスができるんです。観客の皆さまと一緒にエネルギーに満ち溢れた空間を作っていきたいです。今回、舞台がL字型になっているので(たくさん視界を動かせるようにするために)、ぜひ首と肩の体操をしてからご来場ください。よろしくお願いいたします。
TAKA(CUBERS)/さくたろー
いよいよ明日から本番がはじまるということで、僕たちは全力で皆さまを楽しませることができるように、たくさんのものをお届けできるようにしていきます。観客の皆さまからもお力をいただきたいなと思っています。一緒に良いものを作っていきたいので、どうかあたたかい応援をよろしくお願いいたします。
白石康介/ねむる
僕たちが魂を震わせたぶんだけ、輝く作品になるんじゃないかなと思います。最後まで精一杯、本気でぶつかっていくということを目標に、しっかりと一つ一つの動きとセリフに魂を込めて演じていきます。応援のほど、よろしくお願いいたします。
結城伽寿也/標
タイトルにもある通り、『パトロン』という言葉は最近ではあまり良い意味として捉えられない部分もあるかもしれません。しかし、本来はとっても素敵な意味が込められている言葉なんです。この作品を通して「パトロンっていいじゃん」と一人でも多くの方に伝わるといいなと思います。言葉の意味(やイメージ)を変えるというのは大変なことだと思うのですが、僕らは精一杯、この場から一人一人へ向けてメッセージをお届けするつもりで頑張ります。ぜひ応援しに来ていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。
公演情報
■脚本・演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
■キャスト:
アサキ/岩城直弥、さくたろー/TAKA(CUBERS)
ねむる/白石康介、標/結城伽寿也
呼鳥/松村泰一郎、葦切/小林 涼
猫屋敷能世/笠原紳司
■スタッフ:
脚本アシスタント:大久保悠依(ナイスコンプレックス)
音楽:YOSHIZUMI
振付:はこログ(PLAN CHIME)
ペンライト演出協力:ハピネットSSS開発プロジェクト(株式会社ハピネット)
■公演期間:2023年1月26日(木)~2月5日(日)
※初日の1月26日(木)14:00、19:00公演、および千秋楽の2月5日(日)14:00公演はライブ配信を実施
■劇場:新宿FACE
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F
■詳細
前方席(グッズ付) 13,000 円(税込)
前方席(グッズ無し) 12,000 円(税込)
一般席 10,000 円(税込)
バルコニー席 8,800 円(税込)
※別途、会場(新宿FACE)より、ドリンク代 500 円を頂戴いたします。
■一般発売中!
イープラス
https://eplus.jp/onepato/
■主催:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
■共催:株式会社サンライズプロモーション東京
■『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』公式サイト
https://www.onepato.com/stage2023
■『おねがいっパトロンさま! The Stage』公式Twitter
https://twitter.com/onepato_stage (@onepato_stage)
■『おねがいっパトロンさま!』公式サイト
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