鈴木亮平が『ニューヨーク・アジアン映画祭』で「ライジングスター・アジア賞」を受賞 『エゴイスト』での演技に高い評価
鈴木亮平
公開中の映画『エゴイスト』主演の鈴木亮平が、『第22回ニューヨーク・アジアン映画祭』で「ライジングスター・アジア賞」を受賞することがわかった。
『エゴイスト』は、高山真氏による同名の自伝的小説を映画化したもの。主人公・浩輔役で鈴木亮平が主演し、恋人の龍太役で宮沢氷魚が共演する作品だ。メガホンをとったのは、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司監督。
映画『エゴイスト』 (C)2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
『ニューヨーク・アジアン映画祭』(New York Asian Film Festival/略称NYAFF)は、今年22回目を迎えるアジア系映画祭。2013年には鈴木出演の『HK/変態仮面』がNYAFFにて観客賞を受賞している。2023年は7月14日から7月30日まで、アメリカのニューヨーク リンカーン・センターで開催され、各国から60以上の作品が出品。『エゴイスト』は、世界的に注目度の高いアジア映画を紹介する「Standouts部門」に出品される。
「ライジングスター・アジア賞」は、“世界的にもっとも活躍が期待される俳優”に贈られる賞で、過去には池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らも受賞している。鈴木は、『エゴイスト』で恋人とその母へ愛情を注ぐゲイの主人公を演じた演技を評価され、受賞に至ったとのこと。現地時間7月15日には、リンカーン・センターでの上映の際に授賞式が行われる予定。なお、舞台挨拶には鈴木とともに、松永監督も出席する。
鈴木亮平のコメントは以下のとおり。
鈴木亮平
愛する街ニューヨークで、このような重要な賞をいただき非常に光栄です。
また、映画「エゴイスト」が国境や文化の違いを越えて評価されていることをとても嬉しく思います。
「エゴイスト」は「恋人との愛」「親子愛」「救い」などのテーマと共に、セクシュアリティやアイデンティティについて大きな気付きを与えてくれた、私にとっても特別な作品です。この作品がさらに世界中に広がり、たくさんの方々の心に届いてくれることを願っています。
改めて、原作者の高山真さん、共演の宮沢氷魚くん、阿川佐和子さん、松永大司監督をはじめ、協力してくださった全ての方に感謝いたします。
映画『エゴイスト』 (C)2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
『エゴイスト』は2月10日の劇場公開以降ロングラン上映を続けており、動員数は20万人を突破、興行収入は約3億円を記録。北米のほか、香港、韓国、台湾での公開も決定している。
『エゴイスト』は公開中。