ベストボディ・ジャパンのプロレス団体が旗揚げ5周年記念大会! 女優によるプロレスエンタメ集団『アクトレスガールズ』と提携

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2023.8.7
ベストボディ・ジャパンプロレス『BEST BODY MANIA 2023 旗揚げ5周年記念大会』は7月29日、ニューピアホール(東京都)で開催

ベストボディ・ジャパンプロレス『BEST BODY MANIA 2023 旗揚げ5周年記念大会』は7月29日、ニューピアホール(東京都)で開催

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ベストボディ・ジャパンプロレス『BEST BODY MANIA 2023 旗揚げ5周年記念大会』が7月29日、東京都・ニューピアホールで開催された。

ベストボディ・ジャパンプロレスリング(BBW)は、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足。47都道府県全てで開催するまでに成長している。『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が、「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手が、ベストボディ・ジャパンから出てきてもいい」という想いを持って、2018年8月に旗揚げした。

選手が約1万5000人、観客数が年間5~6万人いるコンテスト業界の熱をプロレス業界へと伝えていくという狙いがあり、コンテストで優秀な成績を収めた選手たちを積極的にプロレス界へと勧誘している。

2021年には、当時58歳の生え抜き選手である吉田和彦(現:ラグジュアリー吉田)が誕生。60代になっても最前線で闘い続けるゴージャス松野とタッグ王座を戴冠するなど、幅広い選手層がリング上で活躍中だ。生え抜き女子選手の竹林早苗が、最大手女子プロレス団体・スターダムの若手興行『NEW BLOOD』へ出場するなど、プロレス界でも注目度が高まりつつあり、スターダムでワンダー・オブ・スターダム王座(白いベルト)も戴冠した白川未奈のデビュー団体としても再注目されている。

さらに、同団体では2022年から“コンテスト文化とプロレス文化の融合”を掲げ、本家コンテストには無い『セクシーボディコンテスト』を大会内で開催してきた。

男子部門・女子部門とそれぞれ開催されており、プロレス界よりも広大なコンテスト界から集客することに成功。観客数は回を追うごとに増加しており、このコンテストをきっかけに芸能界からスカウトの声がかかった参加者もいるなど熱い注目を集めている。

アクトレスガールズの茉莉(左)と谷口智一

アクトレスガールズの茉莉(左)と谷口智一

アクトレスガールズと谷口智一

アクトレスガールズと谷口智一

今大会で5周年を迎えたBBWは、コンテスト界隈とプロレスを繋がりをさらに強めるべく『アクトレスガールズ』との提携を正式発表した。

アクトレスガールズは元々は女子プロレス団体であったが、2022年より体制変更。プロレスを通してパフォーマンスを行う『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた演劇中心の『アクトリング』という二つの軸で活動している。新体制となってから“プロレス団体”とは一定の距離を置いてきたこともあり、アクトレスガールズとBBWとの提携発表は大きな話題にもなっている。

アクトレスガールズの華やかな対戦。茉莉&青野未来 vs 夏葵&皇希

アクトレスガールズの華やかな対戦。茉莉&青野未来 vs 夏葵&皇希

将来的には、より深く広く関わっていくプランがあるとのこと。まずは、BBWの選手がアクトレスガールズのリングに上がり、アクトレスガールズたちがベストボディコンテストへと出場していく“双方向のコミュニケーション”を行っていくことが決まった。

女子タッグマッチを制した赤井沙希(左)と山中絵里奈

女子タッグマッチを制した赤井沙希(左)と山中絵里奈

リング外の話題で注目が集まった今大会だが、リング内でもストーリーは大きく動いた。 今大会では、BBW無差別級選手権試合、BBWタッグ選手権試合、BBW世界スーパーボディ級選手権試合の3代王座戦を実施。

BBW世界スーパーボディ級選手権試合で攻め込むBBWのエース・なべやかん(上)

BBW世界スーパーボディ級選手権試合で攻め込むBBWのエース・なべやかん(上)

BBW世界スーパーボディ級選手権試合では、BBWのエース・なべやかんが、悪に落ちた師匠・大石真翔を挑戦者に防衛戦を実施。やかんは裏口を行かない王道ファイトで攻め込んでいき、あわや師匠超えという場面を幾度も見せる。しかし、大石は凶器やセコンド介入を駆使して試合をメチャクチャにし、ベルトを手にやかんへと殴りかかる。

やかんはこれを回避し、ベルトの上へのロックボトム。これが完璧に決まるも、レフェリーの眼前で大石のセコンド陣がやかんを袋叩きにしたため試合は反則裁定に。やかんの師匠超えはお預けとなってしまった。

BBWタッグ選手権試合では、【ベストぽっちゃりジャパン/王者組】男色ディーノ&伊橋剛太と、【ダンカンプロレス軍団/挑戦者組】ベストボディ・ベイダー&諸橋晴也が対戦した。

試合は序盤からディーノの男色殺法が冴え渡り、女性客の悲鳴をBGMにディーノが気持ちよく攻め込んでいく。しかし、ディーノがDPGのラフファイトで尻の穴を負傷。伊橋が必死の孤軍奮闘を見せるが力及ばず。最後はベイダーがスワンダイブ式スワントーンボムを見舞って、伊橋から3カウントを奪った。

BBWタッグ選手権試合にはアジャコング(右)が乱入

BBWタッグ選手権試合にはアジャコング(右)が乱入

試合後には新王者となったDPGの面々がディーノ&伊橋を袋叩きに。そこへ、ぽっちゃり軍の一員であるアジャコングが乱入して2人を救出。アジャは弟分であるアブドーラ・小林を召喚することを宣言し、9月27日の新宿FACE大会で両軍によるベルト・コントラ・ユニット解散マッチが決まった。

メインイベントでは、ラグジュアリー吉田 with マサミ&ミカvs谷口智一 with AimiのBBW無差別級選手権試合が実施された。

2人は互いに会社経営者兼プロレスラーの二足のわらじを履きこなす同志であり、リング内外で切磋琢磨してきた間柄。108人の愛人を持っていると噂される2人は、厳選した美女をディーバとして連れて登場した。試合自体はおふざけ無しの真剣な闘いが展開していくが、終盤に吉田が窮地に陥るとセコンドの大石がAimiさんを人質に取って谷口へ攻撃をやめるよう要求。谷口が仕方なく攻撃を辞めると、調子に乗った大石はAimiさんをナンパし始める。

BBW無差別級選手権試合で初の至宝戴冠を果たした谷口智一

BBW無差別級選手権試合で初の至宝戴冠を果たした谷口智一

これにブチ切れたAimiさんは大石をビンタで張り飛ばしてKOし、「私に触れるなんて100年早いのよ!」と吐き捨てながらケンカキックで容赦ない追撃。これで勝機を得た谷口が吉田をラリアットでなぎ倒してから、逆片エビ固めで捕らえてギブアップ勝ち。谷口が初の至宝戴冠を果たした。

BBWの次回大会は、9月27日(水)の新宿FACE大会。【王者組】男色ディーノ&伊橋剛太&アブドーラ・小林vs【挑戦者組】ベストボディ・ベイダー&諸橋晴也&XのBBW6人タッグ選手権試合。そして、【王者】山中絵里奈vs【挑戦者】赤井沙希のBBW女子選手権試合が決定している。

ユニット解散およびベルトを賭けた決死の6人タッグ選手権試合、11月に引退を控えた赤井沙希のおそらく最後と思われるシングル王座挑戦など、注目必至の大会になりそうだ。

イベント情報

『ベストボディ・ジャパンプロレスリング』

 日程:9月27日(水)
 場所:新宿FACE(東京都)

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