一色洋平×小沢道成の二人芝居、こだわりぬいた美術も見どころの『漸近線、重なれ』が開幕 舞台写真&コメント公開
一色洋平×小沢道成 『漸近線、重なれ』 舞台写真:一色健人
2024年4月1日(月)新宿シアタートップスにて、一色洋平×小沢道成の二人芝居『漸近線、重なれ』が開幕し、舞台写真&コメントが公開された。
一色洋平と小沢道成が8年ぶりにタッグを組み、脚本に須貝英、音楽にオレノグラフィティなど一線で活躍するクリエイター陣と共に創作する本公演。
舞台写真:一色健人
舞台写真:一色健人
漸近線(ぜんきんせん)とは数学用語で、グラフ上に曲線があった時、その曲線と限りなく距離が近づくが、決して交わらない直線のこと。本作では、住人たちが時と共に入れ替わっていくアパートを舞台に、毎年訪れる4月を数年にわたって描く。
小沢と一色が演出と美術を兼任し、こだわりぬいた舞台美術も見どころのひとつ。アパートの壁面をモチーフに斜めにそびえたつ舞台装置の中で、主人公の“僕”と高校時代の親友であった“君”の手紙のやりとりを軸に、個性豊かな住人たちとのやりとりが繰り広げられる。重なりそうで重ならない、主人公をとりまく人生の物語だ。本公演は4月7日(日)まで新宿シアタートップスにて上演。新生活がはじまる4月に劇場で体感してみてはいかがだろうか。
舞台写真:一色健人
舞台写真:一色健人
舞台写真:一色健人
そして、EPOCH MAN公式YouTubeでは映像ディレクターの谷口恒平による創作活動に密着したディザー映像が公開されてる。また、一色洋平×小沢道成シリーズの過去作『谺は決して吼えない』(2014年)と『巣穴で祈る遭難者』(2016年)の舞台映像を期間限定で4月7日まで公開中だ。『漸近線、重なれ』を観る前でも観た後でも楽しめる2作品となっているのでこの機会に楽しもう。
舞台写真:一色健人
一色洋平 コメント
8年ぶりの小沢くんとの企画。テイスト的に落ち着いた一作になるかと思いきやとんでもない。結果、むしろこれまでの2作よりも遊ばせて頂く形となりました。舞台上で、舞台裏で、はたまた舞台下で大変忙しくしております。須貝英さんの脚本、オレノグラフィティさんの音楽、小沢道成くんをリーダーに据えた演出、舞台中央でほぼ動かない僕。最新作は目まぐるしくも愉快に、温かくも残酷に4月を積み重ねていく物語です。
小沢道成 コメント
8年ぶりの一色洋平くんとの二人芝居です。
お互いの進化したものと、変わらないものの良さを感じながらの創作時間でした。別々の場所にいたはずなのに、同じ時間をずっと過ごしてきたような不思議な感覚です。
数年に渡っての〝春〟を描く今作。懐かしさと、久しぶりに再会した時の喜びや揺れ動く感情を抱きながらも、演劇の遊びをふんだんに駆使してお贈りいたします。
今まさに、舞台美術が建って光と音が合わさり、劇場とチームの凄さを目の当たりにしています。是非、劇場でご覧ください。お待ちしています。
公演情報
『漸近線、重なれ』
日程:2024年4月1日(月)~4月7日(日)
会場:新宿シアタートップス
脚本:須貝英
音楽:オレノグラフィティ
出演:一色洋平 小沢道成
お問合せ:epochman.info@gmail.com
主催:EPOCH MAN
HP:https://epochman.com/zenkinsen.html
Twitter:一色洋平→@yohei_isshiki 小沢道成→@MichinariOzawa