53作品の楽曲を豪華キャストが披露 帝国劇場 CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』が開幕【ゲネプロ&会見レポート】
初日を迎えた後に行われた会見には、井上芳雄、浦井健治、小野田龍之介、甲斐翔真、佐藤隆紀(LE VELVETS)、島田歌穂、三浦宏規、宮野真守が登壇した。
初日を迎えた気持ちを聞かれ、井上は「稽古中からすべてが最後だと思いながらやってきました。いろいろな思いがありますが、お客様に届け、分かち合う公演にできていると思っています。たくさんのゲストが来てくれるお祭りを楽しみたいです」と語る。浦井は「いつも初日の後に感動的な挨拶をしてくださる偉い方が、涙を流しながら挨拶をしてくれました。悲しいけれど次に進んでいくというお話を聞き、改めて尊さを感じました」と公演を支えるスタッフにも思いを馳せる。宮野は「曲数も多く、帝劇の歴史を感じます。僕は帝劇新世代俳優なので(笑)。自分も歴史的瞬間にご一緒させていただけたのが嬉しかったですし、コール&レスポンスをできて、伝説を残せたんじゃないかと思っています」と笑わせた。
小野田が「ただただ胸熱。次の時代に向かうコンサートであると同時に、ミュージカル史の一つの区切りを感じます。楽しく努めていきたいです」と挨拶すると井上がすかさず「(小野田は)最古参だよね」とボケる。小野田は「なんで僕は新世代と呼ばれないのか。まだまだ若手俳優です!」と主張した。
続いて三浦は「すべてが豪華で、自分も出演しているけどいちファンとしても楽しんでいます。大先輩と踊るシーンがあるんですが、何回も芳雄さんに相談し、とにかくドレスの裾を踏まないように気をつけています(笑)」、甲斐は「新世代俳優として頑張っています(笑)。大先輩方に囲まれてできるのは本当に嬉しい。初演キャストがたくさんいらっしゃるので、この先10年、20年と経った時に僕もそういう存在になれるだろうかと背筋が伸びます。新たな帝劇の第一線でやれるように頑張っていきたいです」と意気込む。
佐藤は「僕の中で帝劇はミュージカルの印象が強かったけど、それ以外の歴史も改めて学べました。熱い思いで届けますが、なぜ最後に歌でやってきた僕が0番で踊っているのか。びっくりするほど練習したのでその姿も楽しんでほしいです」と語り、島田は「大切なステージに立てるのが夢のようです。皆さんおっしゃるように、今回のコンサートを通して帝劇についてたくさん知ることができました。コンサート後半で今の帝劇から次の帝劇へというシーンがあって、毎回グッときます」と振り返った。
稽古の雰囲気を聞かれ、井上は「気を遣いながらやりました」と笑わせつつ、「意外と共演していない方もいたんですが、稽古を通じてみんなの絆が強くなった。最後まで新しい思い出ができました」と振り返る。最後に「とにかく帝劇への思いは増すばかり。全部が愛おしく感じられます。今回いらっしゃらないけど帝劇に強い思いを持っている方もいるでしょうし、お客様も強い思いを持ってくれている。最後まで感謝の気持ちを持ちながらお別れしたいと思っています」と締め括った。
本コンサートは2月28日(金)まで帝国劇場にて上演。一部キャストとゲストの組み合わせが違うA〜Gプログラムのライブ配信が行われるほか、大千穐楽は全国の映画館でのライブビューイングも予定されている。
公演情報
【全日程】
井上芳雄 浦井健治 小野田龍之介 甲斐翔真 佐藤隆紀(LE VELVETS) 島田歌穂 三浦宏規 宮野真守
【A・B・Cプログラム】
生田絵梨花(A/Bのみ) 木下晴香(Cから) 昆夏美 涼風真世 平野綾 森公美子
【D・E・F・Gプログラム】
家塚敦子 河合篤子 やまぐちあきこ
川口大地 中西勝之 中山昇
彩花まり 岩崎亜希子 大月さゆ 可知寛子 樺島麻美
神谷玲花 輝生かなで 豊田由佳乃 原広実 玲実くれあ
岡崎大樹 感音 後藤晋彦 佐々木崇 砂塚健斗 田中秀哉
福永悠二 堀江慎也 丸山泰右 山崎感音 横沢健司 渡辺崇人
◆ゲスト(五十音順)
【Aプログラム】
【Bプログラム】
【Dプログラム】
【Eプログラム】
【Fプログラム】
新妻聖子・望海風斗(25日のみ出演)
【Gプログラム】
音楽監督・指揮:塩田明弘
※詳しいキャスト・スケジュールは東宝演劇ホームページ https://www.toho.co.jp/stageをご覧ください