ReoNa 「End of Days」に込めた『アークナイツ』への思い そして初のアニソンクラブイベントへの期待を語る

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ReoNa

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ReoNaが11枚目のシングル「End of Days」をリリースする。アニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』の主題歌として既に発表されているこの楽曲は、物語に登場するタルラというキャラクターへの想いを乗せた一曲となっている。そしてアニメ『アークナイツ』に登場するキャラクターすべてにも寄り添う「End of Days」に込めた思いを本人に聞いた。さらに初の開催となるオールナイトのアニソンクラブイベント「Re:unite(リ:ユナイト)」への期待も聞いている。ぜひアニメ、そして楽曲、イベントとアニメ『アークナイツ』とReoNaが作り上げたものを確認してほしい。


■傷ついた経験が多いからこそ、人を傷つける術をたくさん知っているのかもしれない

――アニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』(以後、【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】)のオープニングテーマとなる、11枚目のシングル「End of Days」ですが、どのような想いで作られたのかをまずお聞きできれば。

まず、『アークナイツ』のドクター(プレイヤーの俗称)のひとりとして、今回【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】でどういう物語が描かれるのかはゲームをプレイして知っていたので、改めてアニメのシナリオを読み返すところからスタートしました。心情的にはタルラのことを考えながら作りました。

――アニメ『アークナイツ』では3曲目、ゲームも含めた『アークナイツ』全体としてはもっといろいろな楽曲で関わられています。アニメ第2期エンディング曲「R.I.P.」などが顕著でしたが、楽曲のアプローチとしてロドスよりレユニオン。物語的に言うと敵側の心情を結構掘り下げる楽曲になっている印象があります。そこは意識をしている部分はあるんでしょうか。

どうしても敵側、悪役に惹かれてしまうという個人的な思いもありつつ、共感できる要素がレユニオン側に多くて。きっとそういう人も沢山いらっしゃると思うんです。正義の反対が悪じゃなくて、また別の正義っていうところが、『アークナイツ』の描き方だと思っていて。誰かを傷つけたいわけではなく、自分たちの持つ正義だったり、自分たちの正当性を証明したいとか、自分たちの人権を獲得したいとか、そういうところが彼らの活動の根源になっているというところが、どうしても寄り添いたい、って思えてしまうんです。

――今回の「End of Days」に関して言うと、リズム隊が今までとはちょっと違い、比較的踊れるというか、四つ打ち系のリズムの中に、タルラについての想いが乗っている。

そうですね。

――今回の【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】で描かれるのは、タルラがなぜああなってしまったのかという過去と、現行のレユニオンとロドスとの戦いが交差していくと思っているのですが、原作ゲームも踏まえると、物語が進むにつれて「End of Days」の歌詞がアニメを観ている人たちに刺さってくるんじゃないかと思っています。

それはすごくイメージしました。そうなって欲しいなって思います。

――キャラクターの心情みたいなところは今回、今まで以上に掘り下げ、寄り添ったものになっていますよね。

解釈に齟齬が出ないようにというか、自分の解釈が本当に合っているのか。『アークナイツ』をよく知る人たちに、これはこういう解釈でいいんだよね? っていう相談をかなりしました。

私にとってタルラってこういうことを成し遂げたくて動いているんだと思うんだけど……とか。本当は心優しかったひとりの少女だったはずなのに、全てを焼き尽くす炎を持って歩む人になってしまったのか、とか。どうしてタルラは人を傷つけてしまうんだろう? とか、すごく考えました。

人を傷つける選択肢って、自分が傷ついたことがあることから自然と選んでしまうじゃないかなと思っていて。例えば誰かに対してすごく憤りを感じて、ひどい言葉を頭の中で考える時って、自分の知っている語彙(ごい)の中でしか選べないから、自分が言われて傷ついたことがやっぱり真っ先に他人に対しても浮かんでしまうと思うんです。

――それはそうですね、自分の中に持っているもの以外ではアウトプットできない。

そうですよね。傷ついた経験が多いからこそ、人を傷つける術をたくさん知っている、みたいなところがタルラの中にすごくあるんじゃないかなと。

――アニメ第3期のオープニングも『アークナイツ』が好きな人はたまらない映像になっています。集大成という感じがありますよね。

本当に『アークナイツ』の物語を知っている人が見ると、本当に小さい表情の変化があるんです。タルラの目が曇る瞬間だったりとか、一瞬だけ映る銀髪の少女は誰なんだ? っていうところだったり、チェンがひとりでバイクを走らせる姿だったり……本当に言い出したらキリがないぐらいこの『アークナイツ』っていう作品の集大成的なオープニング映像になっていると思います。

■「End of Days」をReoNa新章の一幕になる楽曲にしたかった

――そして「End of Days」のMVを観させていただいたのですが……とんでもない作品になっていますね。

とんでもないと思います(笑)。

――最初に観させてもらった時に「なんじゃこりゃ!」って言ってしまいました。巨大クリスタルReoNaが出てきたときに思わず……。MVの撮影はすべてグリーンバックの前だったのでしょうか?

全部グリーンバックの前で撮影しました。監督から、このカットはこういう映像になるので、こういう立ち振る舞いをしてください、こういうところを見て、こういうものがあると想像してやってください、っていうのは共有されて。でも目の前には何もないので、想像で補完しながら撮っていました。

――上がってきた映像を見てまずどう思いました?

びっくりしました。一回じゃ理解しきれなかったですね。正直、今も理解できているかどうか分からないんですけど。今までのMVって、楽曲の中から解釈を広げて、こういう言葉をこういうシーンに落とし込みました、っていうイコールが映像の中にもあることが多かったんです。

『アークナイツ』で言えば「Alive」は広大な山の上で、赤茶けた土があって、どこか歌詞や作品を何か匂わせる要素が散りばめられていることが多かったと思うんです。でも今回は完全に監督の頭の中を落とし込んでくださったので、自分の楽曲が自分の手を離れて作り上げられていく爽快さみたいなのはすごくありました。

――僕の中では、あれは「涅槃(ねはん)と解脱(げだつ)に至る道程」っていうタイトルをつけたんですけど(笑)。

最高ですね。まさに「ニルヴァーナ」ですね(笑)。

――どこかReoNaの第2章、新しいフェーズに入ったなっていう感覚がありました。それはカップリングの話にもつながっていくんですけれども。まず「Runaway」は以前から発表されているというか、『アークナイツ』の中で歌われている曲ですが、これも柔らかく軽やかな印象の楽曲です。

そうですね。

――先日の『ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 “SQUAD JAM”』で「Runaway」を聴いて、改めてその楽曲の良さに気付くところがある曲だったんです。どこかさらっと流して聴いていたところがあったのかなって自分で反省したんですけど、この気持ち良い軽やかさだったり、転じて「End of Days」が持っている重厚感は今までになかった組み合わせだし、MVも含めて海外のEDM感というか、広がりのある曲はあまり今までなかった気がしていて。ReoNaさんの源流にあるのって、フォークやカントリーの、アコギが鳴っていて、そしてバンドサウンドで……というところだと思っているんですけど、「End of Days」でもう一個違うフェーズに行くんだなっていうのを感じたんです。そういう意識はあったのでしょうか?

まさに「End of Days」を作ってく最中で、絶望系アニソンシンガーReoNaの第2幕という言葉が出てきました。どうしても楽曲を作るタイミングって時系列がバラバラだったりするんです。本当は2年先の楽曲を今作る必要がある、っていうこともあるんですけど、楽曲がどういう順番でリリースされていくのかは想像しながら作っていて。

当時は「私たちの讃歌」がリリースされて、「GG」が出て、「Debris」がリリースされて、その後に「End of Days」という流れが決まっていたので、新章の一幕になる楽曲にしたいっていうのは、まさに制作の中で挙がっていました。

■今歌っても10代の時のReoNaが声や歌の中に残っている 「Starduster​」

――そういう新しいフェーズを「End of Days」ではすごく感じたんですよね。しかもこのカップリングが期間生産限定盤、通常盤、アニメ盤で違うんですが、期間生産限定盤、通常盤はカバーでジミーサムPの「Starduster」って懐かしいですよね。

すごく懐かしいなって思いながら歌ってました。

――マウントレーニアホール(現在はSHIBUYA PLEASURE PLEASURE、2018年10月19日のReoNa ONE-MAN Live 『Birth』)や「ReoNa Acoustic Live Tour“ふあんぷらぐど2021”」でも歌われていましたよね?

その時にも歌っていましたし、デビュー前からライブで歌っていた曲です。

――久々に歌ってどうでした?

本当に積み重ねてきた時間が長すぎて……不思議なもので、今歌っても10代の時のReoNaが声や歌の中に残っていて。それだけ当時の私の喉で、私の体で歌ってきた楽曲なんだなと思いました。なんかその言葉の中、一つ一つにReoNaの源流じゃないですけど、少なからずこの楽曲の血が私の中に流れているんだなっていうのをすごく再確認しました。

――当時のReoNaが歌っている「Starduster」って「今すぐ 私に 愛を」っていうのが本当に渇望している感があったんです。「怪物の詩」があって「トウシンダイ」があって「Starduster」という流れは、何かを渇望している10代の女の子を象徴している感じだったんですが、気づけば時は過ぎていき、20代の女性になって歌う「Debris」があった後の「Starduster」っていいなと思ったんです。

そうなんですよ。「GG」でゴミのように美しく歌い、「Debris」でゴミくずみたいな命を燃やしてと歌い、その先で「Starduster」という。何か本当にこのタイミングでこの楽曲を歌う意味みたいなことも自然と出来ていたんだなと思います。

――堀江晶太さんの編曲もすごくいいし。楽曲としては新しいものではないけれど、新しいReoNaとしての魅力が共に見えてきたと思います。そしてもう一つ。期間生産限定盤のカップリングは「End of Days(TeddyLoid Remix)」です。初リミックス楽曲ですよね?

初です。

――この話を聞いたとき、どうでした?

自分では考えつかなかったので、そういう選択肢があるんだ! ってびっくりしましたし、どういうものが出来上がってくるのかも想像できなかったので、単純にすごく楽しみでした。

――上がってきたものを聴いていかがでしたか?

こんなに変わるのかと。ちゃんと「End of Days」なんだけど、なんて言ったらいいんだろう……何かこのリミックスから初めて「End of Days」に触れるか、原曲から初めて触れるかによって楽曲の解釈すら全く変わるだろうなっていう。それぐらい違うものが作れるんだってことに驚きました。

――アーティスト活動の中でリミックスっていうのにあんまり触れてこなかったですしね。

触れてこなかったですね。そもそもこれまで音楽としてリミックスというものに触れる機会がそんなに多くなかったのもあります。今回アニソンクラブイベント、TeddyLoidさんというきっかけもありますし、「End of Days」のリミックスバージョンから「End of Days」にたどり着いてくださる方もいるだろうと思っています。

■「ライブとはまた違ったお歌の体験をしてもらえる」ReoNaが“アニクラ”を開催する理由

――そして今話が出ましたが、初のアニソンクラブイベント「Re:unite」(読み:リ:ユナイト)を開催されますが、この話を最初に聞いた時、まずどう思いました?

もうなんかどういうことが起きるのか分からない、アニクライベントの作り方もどういうセオリーなのかも全く知らない状態だったので、最初の打ち合わせでは、「そうやって考えていくんだ」というか。「時間帯もライブと違って深夜だよね」とか、初歩的なところから「なるほど……!」と思いながら聞いていました。

でも全体像を引いて見た時に、この「End of Days」、特にリミックスバージョンっていうものを会場で聴いてもらう、ライブとはまた違ったお歌の体験をしてもらえる、という部分で、アニソンクラブイベントって私も、来て頂ける皆さんも、どちらもすごい経験ができる場所だと思うんです。クラブって音楽をただ聴きに行くだけの場所じゃないイメージがあるので、そういう意味で「End of Days」リミックスバージョンは、その門出の日にすごくふさわしいというか。今回のリリースがないと、“ReoNaでアニソンクラブイベント”って発想は出なかったと思いました。

――発表された時のSNSの反応は「ReoNaとアニソンクラブイベント結びつかない!」っていう意見は結構多かったと思います。多分、ReoNaさんとクラブって対局にいると思われていると思うんですよね。

そうだと思います。

――ご自身もアニソンが好き、と公言されていますが、アニソンクラブイベントの存在は知っていた?

もちろん知っていました。

――行ったことはない?

ないです。クラブというものにそもそも行ったことがなくて。

――じゃあReoNaさんのアニソンクラブイベントの今の印象は?

ライブを見に行くだけじゃなくて、カラオケで楽しむとか、車の中で聴いて楽しむとか、家でイヤホンで聴いて楽しむとか、楽曲をどこでどう受け取るかによって印象も変わるし、楽しみ方って統一しなくていい、という気持ちがあって。ライブに行ったら私は座ってゆっくりその音に耳を傾けたいんですけど、カラオケだったら一緒に歌うし、車の中でも一緒に歌ったりするだろうし。そういう楽しみ方の選択肢の一つとして、アニソンクラブイベントっていう場所でムーブメントができて、お決まりができて、みんなが揃って同じことを歌ったり、やったりとかっていう楽しさは、クラブイベントっていう場所だから生まれた文化なんだろうなって思います。

――僕はアニソンDJでもあるし、アニソンクラブイベントにはよく行くのですが、比較的ReoNaさんの楽曲は流れないんですよ。これは別に曲が良くないとかじゃなくて、クラブテイストじゃないものが多いから、曲を繋いでいくっていう文化の中だと入れ込みづらい。でもやっぱり「ANIMA」だったり「ないない」とかは結構流れるんですよね。楽曲のパワーももちろんあると思うんですけど。TYPE-MOON(作品楽曲)繋ぎの中に「生命線」(ゲーム『月姫 -A piece of blue glass moon-』主題歌)が入ってくるとか、そういう文脈繋ぎもあるのがアニソンクラブイベントなので、作品軸としても使いやすい。

なるほど。それはアニソンクラブイベントだからこそですね。

――そういうものを今回どう入れ込んでいくかも面白そうですよね。夜型のReoNaさんがついにオールナイトイベント、20歳未満禁止という初のイベントを開催するというのも面白い。

大人になっちゃいましたから、私も(笑)。

――深夜にReoNaさんの楽曲だったり、ReoNaさん好きな人たちが集まって朝まで一緒にいるっていうこの空間は、ちょっと今までにない特異空間だなと思っていて。

アニメとかを旗印にしてSNSとかオンラインで合流することはあると思っていて、それが今回オフラインで、リアル会場でできるのが本当に不思議です。

――しかもメンバーも濃いメンバーになりました。僕もアンバサダー的に参加させていただくんですが、特筆すべきところで言うと「シャル・ウィ・ダンス?」のMVに出演したREAL AKIBA BOYZのネス君。アニメ版には登場されていないのですが、『アークナイツ』でエフイーターの声優を担当されている、声優の園崎美恵さんなどが出演されます。

エフイーターは初期オペレーターなので、ずっとお世話になっています。本当にこういう機会がないとご一緒できないメンバーですよね。DJさんやVJさんとはこの機会じゃないと、なかなか同じイベントに出られるってこともない方々だと思うので。

――今回「Re:unite」っていうタイトルも「結合する。集まる、集う」っていう意味があるので、ReoNaファンがこの「Re:unite」でクラブという空間に一緒いることで交流を持ったり、仲良くなれる場にもなればいいですよね。

そうですね。ライブと違って、本当にみんなきっと歌って、踊って、交流もできる場になるんでしょうし、今までにない空間になるだろうなと思います。

――他にもフォトスポットとかも作られたり、描き下ろしのタルラのイラストとのコラボTシャツの販売もあったり、今までにないイベントになると思います。これがCD封入の申し込み限定イベントになるのも新しい。

出演の加東さんに逆にお伺いしちゃいますが、今回のアニソンクラブイベントはどんな感じ……例えばReoNaの曲がたくさんかかったりするんですか?

――ReoNa楽曲オンリーというよりは、いろんなアニソンOKという形にして盛り上がるものになると思います。あまり縛りなく、何が流れるかお楽しみレベルで、ひょっとしたらReoNaさんも「うわっ!これ懐かしい!」とか、「うわっ!これ上がる!」ってのはあるかもしれませんね。

それは楽しみです。

――あと基本アニソンメインですけど、J-POPとかも流れるかもしれないですね。要所要所でReoNa楽曲とアークナイツの楽曲はがっつり入れ込んでいくので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。そしてその背骨としてあるのがやっぱり「End of Days」という曲です。なんかReoNa楽曲で一番というか、初めてクラブに似合う曲なのかもしれないと思っています。

そうですね。逆にライブでの可能性は未知数かもしれない。ライブ会場でどういうふうに響いていくのかっていうのが本当楽しみです。セットリストで響き方って変わるので、今後のライブでの「End of Days」の置きどころはぜひ楽しみにしてもらいたいです。

――『アークナイツ』という作品の文脈を受けた曲ですが、それ以上にReoNaというアーティストの中でも結構エポックな一枚になる気がするんですよね。

やっぱりサードアルバムの前なので、その意識は結構あったと思います。

――サードアルバムの手がかりになるところがあると。

あると思います。現在、過去、未来を想像して楽曲を作っているので。ちゃんとこの「End of Days」を手に取って『HEART』というアルバムが先に控えていて、その先にアルバムツアーもある。ちゃんと一つ一つ点じゃなくて、線に描けるようになっていると思います。

――そういう意味では必調ですね。

アルバムを前に「End of Days」もしっかり受けとってほしいです。

――今回作詞はハヤシケイさん、ruiさんとReoNaさんの合作という形ですが。

歌詞のベースはハヤシケイさんが全体的な形作ってくださって。私としてはこういう風景で、こういう思いで、こういう情景で……とか、文章ごとのマテリアルみたいなものをケイさんにお渡しした感じですね。

――最後の「どうか終わりを」という言葉があまりにもタルラというか、あまりにも『アークナイツ』なんですよね。『アークナイツ』を追っている人は多分分かると思うんですが、「どうか終わりを」って、多分全キャラクターの願いなんじゃないかと思うんです。

私、タルラに向けて言葉を紡いできたはずなのに、出来上がって見ると『アークナイツ』世界の誰にでも重ね得る楽曲に出来たんじゃないかなって思ったんです。それだけタルラって、あの世界の被害者なんだなって。詩を書くというものに関しても、ひとつきっかけになったのが「Alive」なんです。「何を守って何を傷つけて今まで生きてきたんだろう」っていう言葉を、渡邉(祐記)監督から「この言葉でいきたいです」って言ってもらえたからこそ、私はこの作品に踏み込んでいいんだな、って自信をもらえましたし、とんでもない熱量の人たちが作っている作品だからこそ、楽曲も自信を持って出せてきたのかなと思いました。

――結構重要なポジションの楽曲な気がしますね。『アークナイツ』という世界の表現としても、ReoNaというアーティストとしても、エポックな一枚だと思います。

アニメの毎クール、ReoNaというアーティストにテーマソングを任せてくださるって、並大抵のことじゃないなと思うので、そういう覚悟を持って作品を託してくださった方に少しでも恩返しができたらいいなと思います。

――この少しずつ環境や楽曲の雰囲気などが変わっていくことに対しては、あまり恐怖心怯えみたいなものはないのでしょうか?

個人的には変化だったり、新しい要素って、あんまり得意じゃない部分もあります。環境の変化が苦手だし、自分から新しいところに踏み出すのって怖いし。でも今回のアニクライベントとか、私一人だったら決して思いついてないことに出会えたり、それを好きな人がたくさんいたり、自分一人だけじゃないから恐れないでいられるし、気付きもあるというところは最近感じます。

――チームとしてのReoNaさんを取り巻く環境が強くなってきたところがあるのかもしれませんね。

それはあると思います。だからこそ、私自身は新しいところを恐れる人間のままでもいいのかなって。

――シングル、イベント、アルバム、ツアー……この夏からも忙しい日々が続きそうですね。

今年入ってから半分が過ぎていますけど、いろんな初めてがありましたし、お届けできるものがまだまだ待ってるっていうのが、本当にありがたいことだと思っています。全部楽しみにしていていただきたいです。

取材・文:加東岳史

リリース情報

ReoNa 11th Single「End of Days」

2025年8月6日(水)発売
・初回生産限定盤(CD+Blu-ray) / VVCL-2707〜2708 / ¥1,980 (税込)
・通常盤(CD only) / VVCL-2709 / ¥1,320(税込)
・期間生産限定盤(CD+Blu-ray) / VVCL-2710〜2711 / ¥1,980(税込)
▼「End of Days」CD予約受付
https://reona.lnk.to/EOD_SG
▼「End of Days」Special Edition配信URL
https://ReoNa.lnk.to/EndofDays

ReoNa OFFICIAL SITE:https://www.reona-reona.com/

イベント情報

ReoNa 11th Single「End of Days」発売記念アニソンクラブイベント「Re:unite(リ:ユナイト)」

当日タイムテーブル

当日タイムテーブル


 
■日時:2025年8月22日(金)22:30 Open/Start
■会場:YOKOHAMA COAST garage+
〒220-0011神奈川県横浜市西区高島2-14-9アソビル B1F
https://gp.yokohama-coast.com
■参加:¥5800(税込)
■応募方法:8月6日発売のシングル「End of Days」CDに封入のチラシよりご応募ください。抽選でこのイベントの参加を購入いただけます。
※初回生産限定盤(VVCL-2707~2708)、通常盤初回仕様(VVCL-2709)、期間生産限定盤(VVCL-2710~2711)に封入されます。
 
渡邉祐記監督描き下ろし「タルラ」のビジュアルを使用したオリジナルTシャツ

渡邉祐記監督描き下ろし「タルラ」のビジュアルを使用したオリジナルTシャツ


 
注意事項
ご入場は20歳以上となります。
※オールナイトイベントとなるため、20歳未満の方は当選されてもご入場いただけませんので予めご了承ください。
ご入場の際はID(身分証)チェックをさせていただきます。
顔写真付きの身分証明書をご持参下さい。(免許証 / パスポート /マイナンバーカード etc…)

リリース情報

ReoNa 3rdアルバム「HEART(ハート)」

2025年10月8日(水)発売
・完全生産限定盤[CD+BD] VVCL-2756〜2757 / ¥8,800(税込)
・初回生産限定盤[CD+BD] VVCL-2758〜2759 / ¥4,400(税込)
・通常盤[CD] VVCL-2760 / ¥3,300(税込)

「HEART」CD予約受付:https://reona.lnk.to/HEART_AL

ツアー情報

ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART(ハート)”

ReoNaオフィシャルFC「#ふあんくらぶ」にて抽選2次受付中
受付期間:7月24日(木)21:00~8月17日(日)23:59
お申込み:https://reonafc.com/Tour2025_heart_2/

 
11/21(金)埼玉・戸田市文化会館 OPEN17:30/START18:30
11/24(月・祝)大阪フェニーチェ堺 大ホール OPEN17:00/START18:00
12/5(金)福岡・福岡国際会議場 OPEN18:00/START19:00
12/20(土)北海道・サッポロファクトリーホール OPEN17:00/START18:00
12/22(月)東京・昭和女子大学人見記念講堂 OPEN17:30/START18:30
12/27(土)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール OPEN17:00/START18:00

全席指定 ¥8,400(税込)
※6歳以上必要
※未就学児童入場不可
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