月の世界での出来事を描いた、少しSF的なオペレッタ 東京オペレッタ劇場『フラウ・ルナ』が上演

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舞台
2026.8.8
東京オペレッタ劇場『フラウ・ルナ』

東京オペレッタ劇場『フラウ・ルナ』


2026年11月21日(土)~23日(月・祝)東京・神楽坂セッションハウスにて、東京オペレッタ劇場 『フラウ・ルナ』が上演される。この度、本作の魅力について紹介した文が届いたので紹介する。

世界で唯一のオペレッタ専門教育機関であるウィーン市立音楽大学(MUK)オペレッタ科で学び、レハール音楽祭やドイツの『メリー・ウィドウ』ツアーにカミーユ役で出演し、様々なオペレッタ作品の主役を務め2022年には世界最大のオペレッタの祭典・メルビッシュ湖上音楽祭に出演したテノール・高島健一郎。ヴォーカルグループ・REAL TRAUM(リアル・トラウム)を結成し初の全国ツアーの完走、キングス・シンガーズとの共演などが発表となる中、昨年の『メリー・ウィドウ』につづき本年もまた高島が新しいオペレッタに挑戦することが発表となった。

演目は、パウル・リンケの 『フラウ・ルナ』。作曲者も演目もどちらも耳なじみは薄いが、リンケはベルリン生まれでベルリンで活躍した20世紀最高のベルリンのオペレッタ作家で、このオペレッタの中の1曲でもある「ベルリンの風」は、ベルリン・フィルの夏の風物詩=ヴァルトビューネにおいて、クライマックスで毎年必ず演奏されるというベルリンっ子にとってはなじみ深い作曲家であり音楽なのである。

ベルリンに生まれ、ベルリンの様々な劇場で活躍した、リンケは、1941年の誕生日にはベルリン市から名誉市民の称号が贈られるほどの人気を博した。ベルリンには現在、彼の名を冠する通りがある(Paul-Lincke-Ufer)くらいで、切手も発行されている。

1904年に作曲された「ベルリンの風」は、元は同名のオペレッタ作品の中の1曲であったが、1899年初演のリンケの別のオペレッタ作品『フラウ・ルナ(ルナ夫人)』が1922年に改訂された際に『フラウ・ルナ』へ組み入れられた。『フラウ・ルナ』は、ベルリンっ子の冒険家一団が熱気球で月世界に行き、ルナ夫人こと月世界の王妃の宮廷で歓待されるという荒唐無稽な筋書きである。この少しSF的なオペレッタが、東京オペレッタ劇場の角岳史の訳詞と台本で、どんな風に新たな生命を吹き込まれて上演されるのか楽しみである。

文:神山薫

公演情報

東京オペレッタ劇場『フラウ・ルナ』
 
日程:2026年11月21日(土)~23日(月・祝)
11月21日(土)開演17:00(開場16:30)
11月22日(日) 開演13:00(開場12:30)/ 開演17:00(開場16:30)
11月23日(月・祝) 開演13:00(開場12:30)

会場:東京・神楽坂セッションハウス
開演:17:00~(開場 16:30~)
 
出演
針生美智子(ソプラノ)、楠野麻衣(ソプラノ)、北澤幸(メゾソプラノ)
高島健一郎(テノール)、飯田裕之(バリトン)、野間美希(ピアノ)
 
角岳史(訳詞/台本/演出)
 
曲目・演目
『フラウ・ルナ』
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