“エンタメ三昧”の夏のお楽しみ! 『-TAICHI SAOTOME 30TH ANNIVERSARY STAGE- TOKYO INSIDE CLUB “The Last Dance”』開幕レポート

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『-TAICHI SAOTOME 30TH ANNIVERSARY STAGE- TOKYO INSIDE CLUB  “The Last Dance”』舞台写真

『-TAICHI SAOTOME 30TH ANNIVERSARY STAGE- TOKYO INSIDE CLUB “The Last Dance”』舞台写真

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早乙女太一が自身の活動30年の集大成として2作品を交互に上演するプロジェクト『-TAICHI SAOTOME 30TH ANNIVERSARY STAGE-』が、2026年8月6日(木)東京・シアターHにて開幕! 演目は、大衆演劇の魅力を現代に繋ぐ「OTOGI」と、ノンストップで展開されるショー「TOKYO INSIDE CLUB」だ。ここでは初日のステージ、「TOKYO INSIDE CLUB」の模様をレポートしたい。

赤と黒を基調としたステージ。そこに広がるのは空想と現実の間をいくかのような、ダンスと歌に支配された空間である。賑やかなオープニングから一転、ファビュラスな花魁姿の早乙女がステージ中央に登場した瞬間、観客の目線は一斉に釘付けに。しなやかに舞うその動き全てに色香がふくよかに花開き、踊りの中に込められた情念とドラマが広がっていく。

舞台上での衣装替えも大胆。花魁ヘアから粋な和髪へのチェンジも鮮やかで、蕗谷虹児や竹久夢二の美人画から飛び出してきたかのような美しさと強さに心惹かれる。アクロバティックな扇子使いも、早乙女が和装舞踏でここまで築き上げてきたテクニックあってのものだ。

シルクハットでドレスアップした“男装”でのダンスはクールに熱く。髪を振り乱し、のびのびとステージ上を駆け回る凛々しさも極上。ただ一人、ノンバーバルで物語を表現するパートや、男性ダンサーたちを従え特大のフラッグをパワフルに振るパートなど(一際大きな拍手と歓声が!)、ダンスの可能性を多彩な表現で追求し昇華していく「早乙女太一の世界」にはただただ圧倒されてしまう。身体的表現のみならず、照明やさまざまな小道具を巧みに取り入れていくアイデアとそれを使いこなす捌きも抜かりなし。ノンストップでのイメージの連打、その世界をプライドと美意識とサービス精神、そして底なしの表現力&体力で放出するショーマンシップが素晴らしい。熱情がピークに達すると共に始まるフラメンコも美しかった。

和と洋が融合し、ジンタやジャズ、時に激しいロックが鳴り響く劇場は、気持ちの中では目の前にテーブルと美味しいお酒のグラスがあるような、モダンなキャバレー然とした空間。客席は常にワクワクした気持ちでステージに集中できた。エンディングの衣装パレード的演出も嬉しいお土産に。

“ジャンルは早乙女太一”としか言いようのない唯一無二の存在感と求心力を発揮するのはもちろん、ダンサーたちを引き立てる時間、そして自身もチームの一員として横並びに笑顔を振りまくナチュラルな様子も微笑ましく、気づけば90分を一気に駆け抜けていた。

日替わりゲストもありの「OTOGI」との交互上演は、8月いっぱいをかけて東京から京都を回る。“夏の夜の夢”のようなエンタメ三昧の時間が待っている。

取材・文=横澤由香     撮影=小境勝巳

公演情報

『TOKYO INSIDE CLUB “The Last Dance”/
OTOGI -TAICHI SAOTOME 30TH ANNIVERSARY STAGE-』
総合プロデュース・演出 早乙女太一
 
出演 
早乙女太一
久保田 創 安田桃太郎 岩崎祐也 熊倉 功 横田 遼 真鍋恭輔 高岩芯泰
西野名菜 YU Mai Watanabe Yui Watanabe Kurumi Shiina Lena
Ao! choro HARUTO MIRAI
安田月姫
鈴花奈々 / 葵 陽之介 
 
※OTOGI公演は日替わりゲストあり
詳細は公式サイトをご確認ください。
 
企画・製作 TOKYO INSIDE CLUB/OTOGI 製作委員会(LDH JAPAN/S-SIZE)
 
【東京公演】
日程・会場 2026年8月6日(木)〜8月16日(日)シアターH
 
【京都公演】
日程・会場 2026年8月28日(金)〜8月30日(日)京都劇場
 
料金 全席指定:11,000円 
お問合せ Mitt:03-6265-3201(平日12:00~17:00)
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