ミュージカル『マジシャンズ・エレファント ~ピーターと魔法使いの象~』日本初上演が決定 主人公・ピーター役のオーディションを開催
『マジシャンズ・エレファント ~ピーターと魔法使いの象~』
2027年4月~5月に東京・大阪にてミュージカル『マジシャンズ・エレファント~ピーターと魔法使いの象~』の上演が決定。
原作は、児童文学作家ケイト・ディカミロが2009年に発表した同名小説。これをロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがミュージカル化し、2021年に上演された作品が『The Magician’s Elephant』だ。演出はサラ・ティップルをはじめ、脚本・作詞のナンシー・ハリス、作曲・作詞のマーク・テイトラーといった面々が名を連ねている。2023年には、同原作の長編アニメ映画がNetflixにて配信開始となり、高い評価を獲得。そんな本作が今回、日本で初上演を迎える。
舞台は、戦争の傷跡が今もなお色濃く残る町バルティーズ。孤独な少年ピーターは、占い師から授けられた「象を追え」という謎めいた言葉を頼りに、離ればなれになった家族の真実を求める旅へと踏み出す。やがて、突如として空から現れた一頭の象との出会いをきっかけに、活気を失っていた町には希望と人々の絆が蘇り始める。失ったものを取り戻す再生のプロセスと、“不可能を信じる勇気”を描き出した感動の物語だ。
演出は東京2020パラリンピック開会式やミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の演出で知られ、その確かな演出力で様々な劇世界を鮮やかに描き出し、高い評価と絶大な信頼を得ているウォーリー木下が手掛ける。
本作の主人公・ピーター役はオーディションの開催が決定。詳細は公式サイトを確認してほしい。
ピーターを支えるキャストには大野拓朗、水田航生、宮澤佐江、原田優一、土居裕子、彩乃かなみ、吉野圭吾、瀬奈じゅん、松尾貴史、前田美波里の長年第一線で輝きを放ち続き、確かな演技力で作品を支える豪華なキャストが集結した。
上演決定にあたり、演出・ウォーリー木下からのコメント、そして本作の作曲兼共同作詞のMarc Teitler(マーク・テイトラー)からの日本版上演へのメッセージが到着した。
作曲兼共同作詞:Marc Teitler(マーク・テイトラー)
共同作者のナンシー・ハリスと私にとって、どうしてこの物語がとても大切なのか、私の個人的な思いを共有させていただきます。
私たちがケイト・ディカミロの原作を初めて読んだとき、過酷で無関心な世界においてでも労りや憐みの気持ちは見つけ出せ、最も困難な状況にあってもなお奇跡や希望は見出せる、という物語の根幹にある声高ではない人間愛に心打たれました。自然界への深い敬意、そして人間でも動物でも、弱いものといかに対するかによって人間の人となりが決まり、ささやかな勇敢な行動が世界を良い方向へと動かせるというその主題により、私たちはこの小説に強く惹かれたのです。
演出:ウォーリー木下
あまり知られていないミュージカルですが、物語と楽曲の良さ、テーマの持つ普遍性と現代性、そしてカラフルに彩られた登場人物たち、しかし全体を覆う寓話のような作り、いかようにも調理できそうな「腕の振るい甲斐のある」作品です。つまり演出家として今とてもウズウズしています。こんな素晴らしいものがあったんだ!宝石を見つけた気分です。
この舞台の主役を務めてくれる人を探しています。まだ見ぬ素晴らしい俳優と出会えることを楽しみにしています。新しいことに一緒にチャレンジしてくれる才能あふれる(それ以上にやる気にあふれる)あなたをお待ちしています。
公演情報
2027年4月~5月:東京・大阪
【脚本・作詞】Nancy Harris
【作曲・作詞】Marc Teitler
【演出】ウォーリー木下
【音楽監督】塩田明弘
【振付】森山開次
大野拓朗、水田航生、宮澤佐江、原田優一/土居裕子・彩乃かなみ(ダブルキャスト)
吉野圭吾、瀬奈じゅん、松尾貴史、前田美波里
【公式X】https://x.com/magiele_musical
【公式Youtube】https://www.youtube.com/@magicians-elephant
一次審査:書類、映像による審査 応募データ 2026年9月4日(金) 正午必着
二次審査:ダンス(都内スタジオにて2026年9月下旬を予定)
三次審査:歌唱(都内スタジオにて2026年10月中旬を予定)
四次審査:演技(都内スタジオにて2026年11月上旬を予定)
最終審査:(都内スタジオにて2026年11月中旬を予定)
HP URL:https://magicians-elephant.jp/audition.html
戦争の傷跡がいまも深く残る町バルティーズ。人々は希望を失い、静かな絶望を抱えたまま日々をやり過ごしています。そんな町で暮らす少年ピーターもまた、幼い頃に生き別れた妹のことを胸の奥に抱え、答えの見つからない日々を送っていました。
ある日、ピーターは不思議な占い師から、謎めいた予言を告げられます。
――「あなたの妹は生きている。そして“象”が彼女のもとへ導いてくれる」
半信半疑のままその言葉を胸に刻んだピーター。しかしその夜、誰も予想しなかった奇跡のような出来事が町を揺るがします。ショーの最中、魔術師の失敗によって、一頭の象が天井を突き破って落ちてきたのです。突如現れた象は人々の視線を奪い、長く停滞していた町の空気をゆっくりと動かし始めます。
ピーターはその象に導かれるように、妹がどこかで生きているかもしれないという希望と不安を抱えながら手がかりを求めて進みます。道中で出会う人々との交流は、ピーターの心に新たな勇気を灯し、やがて、象が導く“あり得ない”道筋は、ピーターを妹の存在にまつわる真実へ繋がっていきます。そしてその奇跡は、希望を失っていた町の人々の心までも少しずつ変えていくのでした。
――奇跡は、本当に空から降ってくるのか。それとも、信じる心が生み出すのか。