マカロニえんぴつ『RUSH BALL 2026』クイックレポートーー何が起きようとも、しっかり観客の心を突き刺しにいく頼りになるバンド
マカロニえんぴつ 撮影=瀧本JON...行秀
マカロニえんぴつ『RUSH BALL 2026』クイックレポート
お馴染みThe Beatles「Hey Bulldog」が流れる中、はっとり(Vo.Gt)はダブルピースを高く掲げて観客を煽る。30代に入ったばかりという若さながら、すでに貫禄がある。<愛していたいのに>という歌い出しから掴まれる1曲目「愛のレンタル」。続く「夏恋センセイション」は、勢いよく駆け抜けるナンバーであり、歌詞に夏にまつわる言葉が散りばめられていて、夏を真正面から浴びられる。
MCを挟み、3曲目へ行こうとした瞬間、観客からSOSのサインがあり、とっさに察知して、すぐさまセキュリティーを呼ぶはっとり。改めて、「突き刺しにいこうと気持ちで立っております」と決意を新たにして、再度3曲目へいこうとするも、長谷川大喜(Key.Cho)の機材トラブルが発生。用意している他の鍵盤で奏でることになるが、いざ「ルート 16」が始まると、驚くくらいになんの遜色もないハーモニー。まさにベタではあるが、「Show Must Go On」という言葉を思い出す。慌てふためくような出来事が連続して起きたのに、慌てふためきを決して見せず笑顔でバンドも観客も導いていく。長谷川に「頼りにしてるぜ!」という言葉を贈っていたが、はっとり自身も充分に頼れる男である。それと今更書くことでもないのだが、次の「恋人ごっこ」でも心底想ったので書きますと、本当にグッドメロディー。しっとりするけどウキウキもするラブソング。
「今日、初めてやる新曲やります」
7月にリリースされたばかりの新曲「終宵」。ずっと個人的に聴きたかった曲だけに嬉しい。ギターを爪弾き、そこに演奏が畳み込まれ、でも、ゆっくりで穏やか。独白のような歌パートもあり、リリック的表現もあり、性急なビートでの激しい展開もあり、一粒で何度も美味しい多層で重層な楽曲。だからといって、複雑で難しいとかは一切なく、真っ直ぐに突き刺してくれる。はっとりが愛する90年代の洋楽邦楽というルーツだけでなく、紛れもなく今の音が詰め込まれている。これは本当に凄い曲……。 「終宵」からドラムを軸としたハードなサウンドで「星が泳ぐ」に繋がれる。<先天の勘>という言葉をさりげなく入れ込むセンスにも脱帽。
「あなたの絶望をちょっとだけ見せたら気持ち良くなります。あなたが手にしたマカロニえんぴつという音楽でした」
はっとりの言葉から、<ハロー 絶望>というキラーフレーズが突き刺さるしかないラストナンバー「ヤングアダルト」へ。「ヤングアダルト」と告げられた時の観客の歓声も素晴らしかった。絶望から夜を越えて明日を迎えようという希望の歌が、ここまで受け入れられているのは、本当に素敵なことです。なによりも、とても頼りになる凄いバンドでした。
取材・文=鈴木淳史 撮影=瀧本JON...行秀
(『RUSH BALL 2026』オフィシャルレポートの一覧はこちら)
セットリスト
イベント情報
日程:2026年8月29日(土)・30日(日)
会場:大阪・泉大津フェニックス
時間:開場 9:30 開演 11:00
・8月29日(土)・30日(日)両日
・料金:中学生以上 ¥9,800-/KIDS ¥5,400-
・WEB販売:各日当日0:00〜各日当日19:30まで→https://eplus.jp/rushball/
・窓口販売:各日当日9:30〜各日当日19:30まで→会場 入退場ゲート付近の窓口にて販売
※WEB販売では電子
※窓口販売でもクレカ等キャッシュレスでのお支払いが可能です。
【シャトルバス】
・8月29日(土)・30日(日)両日
・料金:¥1,500-
・WEB販売のみ:各日当日0:00〜各日当日22:00まで
・発券方法:電子
※シーパスパーク、会場での販売はございません。
【駐車券】
・8月30日(日)のみ
・料金:¥3,000-
・販売方法:入庫時に¥3,000-をお支払いください。(現金のみ)
※キャッシュレスの受付はございませんのでご注意ください。
【お帰り直行バス(梅田・なんば)】
両日共、当日券はございません。
※すべての
https://www.rushball.com