マンボウのお食事タイムは必見!「アクアワールド茨城県大洗水族館」vol.2
水族館の裏側が見られる探検ツアーも人気
「アクアワールド茨城県大洗水族館」(茨城県東茨城郡大洗町)は、関東最大規模の“海の総合ミュージアム”。ショーや魚のお食事タイムなど、様々なプログラムが毎日開催されています。前回は、「イルカ・アシカのオーシャンライブ」を中心に紹介しましたが、他にも楽しいプログラムが盛りだくさん!
まずは、土日・祝日なら開館前に到着し、ぜひ整理券を入手しておきたいのが「水族館探検ツアー」。同館の裏側を約50分で探検し、通常は見られない世界を体験できる大人気プログラムです。ツアーは毎日3回開催され、「一般コース(案内役:解説アテンダント)」(2回)と、「専門コース(案内役:飼育員)」(1回)があります。どちらも、入館料だけで参加できるお得なプログラム。
※スケジュールや参加方法の詳細は、同館の公式サイトでご確認ください。
「沖縄の海」水槽
今回は、「専門コース」に参加してみました。集合場所から移動して、「世界の海ゾーン」にある「沖縄の海」水槽の裏側あたりを通り、エレベーターで上の階へ移動。エレベーター内がかなり生臭かったのですが、飼育員さんたちは慣れてしまっているそうです。上の階に到着すると、長靴に履きかえて、サメの水槽やマンボウの水槽などを上から見学。マンボウの水槽では、飼育員さんがマンボウの寄生虫を取り除く作業をしていました。そんな場面を見られるのも、このツアーの魅力です。
※コースや内容が変更になる場合もあります。探検ツアー中は、安全確保のためカメラ等での撮影はできません。
同館では、マンボウの複数展示をしています。マンボウは体が傷つきやすく、水槽が大きくなるほど遊泳スピードが増し、水槽壁にぶつかったときに衝撃が大きくなります。そこで、直接ぶつからないように、水槽内にはビニール製の衝撃防止フェンスが設置されています。
ビニール製の衝撃防止フェンス
現在は、3頭のマンボウが展示されており、大きいマンボウ、中くらいのマンボウ、小さいマンボウがいます。複数展示をすると、お互いを干渉し合ってストレスになったり、接触した時に傷を負うことも多くなります。エサの時間には3名の飼育員さんが担当を決めて、それぞれがぶつからないように気を配りながらバランス良くエサを与えているそうです。
そんな食事風景を見ることができるのが、「マンボウのお食事タイム」。エビ、カキ、アジ等をミンチにし、水とビタミン剤を加え、ゼラチンで固めたものをエサとして与えているそうです。ゼラチンで固めることで、本来食べているクラゲの食感に近くなるとのこと。お食事タイムでは、イモ羊羹のようなエサを、マンボウたちがスルッと吸い込む様子を見ることができます!
1999年に日立市にて捕獲されたマンボウの剥製
「ミュージアムゾーン」には、世界最大級のマンボウの剥製も展示されています。
同館オリジナル「どらマンボウ」(164円)
出入口の前にあるスーベニアショップ「モラモラ」では、同館オリジナルの「どらマンボウ」(1個164円)も販売。
「お食事タイム」は、マンボウのほか、サメ、ラッコ、アザラシなども開催。今回は、「水族館探検ツアー」と時間が重なってしまったため見られませんでしたが、「カピバラのお食事タイム」も人気です。冬には、同館の名物「カピバラ銭湯」も登場予定なので、お楽しみに!
※「お食事タイム」は、動物の状態により変更や中止の場合があります。スケジュールの詳細は、公式サイトや館内でご確認ください。
営業時間:9時~17時 (最終入館16時)
休館日:2015年12月7日(月)~12月11日(金)