中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也が白石和彌監督『孤狼の血』に参戦 『日本で一番悪い奴ら』キャストが再び集結
写真左上から時計回りに、中村獅童、ピエール瀧、中村倫也、音尾琢真
白石和彌監督の映画『孤狼の血』が5月12日(土)に公開されることが決定した。また、同作に中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也が出演することが発表されている。
『孤狼の血』は、第69回日本推理作家協会賞を受賞し、第154回直木賞候補作ともなった柚月氏の同名小説の映画化作品。『仁義なき戦い』や『県警対組織暴力』の大ファンである柚月氏が昭和の広島を舞台にし、捜査のためなら違法行為も厭わない孤高のマル暴刑事・大上章吾(役所広司)と、その相棒の新米刑事・日岡秀一(松坂桃李)がある失踪事件を機に、暴力団同士の抗争に挑む姿を描く。映画『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石監督がメガホンをとる。
今回出演が発表されたのは、白石監督の前作『日本で一番悪い奴ら』にも出演していた中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也の4名。中村獅童は、何かと悪い噂の絶えない大上について嗅ぎ回る安芸新聞の記者・高坂隆文を演じている。また、ピエールは、全日本祖國救済同盟の代表を務め、大上と旧知の仲の瀧井銀次を熱演。音尾は、江口洋介演じる一之瀬守孝が属する尾谷組と敵対する加古村組の構成員・吉田滋を演じる。また、中村倫也は、一之瀬守孝が若頭を務める尾谷組の構成員・永川恭二役で出演。恐いもの知らずで、白石監督が「狂犬」と評するほどのアウトローを演じているという。
呉での同作の撮影を終えた中村獅童、ピエール、音尾、中村倫也のコメントは以下のとおり。
中村獅童
中村獅童
監督!またやっちゃいましたね!ウン!こうなったらとことんやっちゃいましょう!!!
ピエール瀧
ピエール瀧
白石組にまた参加できて嬉しいです。この『孤狼の血』は、脚本を読んで胸を打たれ、少しでもお役に立てたらと思えた作品でした。撮影スケジュールがタイトで、1週間で東京~呉を5往復してお尻が擦り剥けましたが、それもいい思い出です。
音尾琢真
音尾琢真
白石監督作品に参加できることは僕の生き甲斐になっているので、この上ない幸せです。しかも『孤狼の血』という野太い作品。男臭い世界の中に、どうにか居場所を見つけて来ましたので楽しみにしていて下さい。私の役割は少々ゲスいですが自分では気に入っております。見所のシーンもあります。ありがたい。呉の街も大好きになりました。呉冷麺が大好物になりました。
中村倫也
中村倫也
永川という人物は、白石監督曰く『狂犬』。こんな小動物みたいな顔した自分に務まるのか不安でしたが、松坂桃李演じる日岡が「真っ当な正義」だとするなら、永川は「アウトローなりの正義」。彼の持つある種の純粋さに五感を澄まし、挑みました。信頼する監督のもと、偉大なる大先輩たちと芝居を交わし、年々減少傾向にある〝男臭い作品〟に関われたことを、とても幸せに感じています。
映画『孤狼の血』は2018年 5月12日(土)ロードショー。
キャスト:役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、中村獅童、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介ほか
原作:柚月裕子「孤狼の血」(角川文庫刊)
監督:白石和彌
配給:東映
公式サイト:http://www.korou.jp/
(C)2018「孤狼の血」製作委員会