堀米ゆず子(ヴァイオリン) J.S.バッハ/ブラームス プロジェクト at Hakuju Vol.5

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クラシック
2015.9.25
堀米ゆず子 ©T.Okura

堀米ゆず子 ©T.Okura

“2B”の内奥に踏み込む一夜

 作品へ真摯に対峙し、鮮烈な音楽を紡ぎ続けるヴァイオリンの名手、堀米ゆず子。彼女が「背骨のよう」と表現するバッハ、「心のひだ」と言うブラームスは「感情表現の基本であり、過去30年の演奏生活において、自分の音楽作りの核となっている」という。堀米がアーティストとしての原点に立ち返り、この2人の作曲家の佳品に取り組む「堀米ゆず子 J.S.バッハ/ブラームス プロジェクト at Hakuju」(全6回)。

 第5弾では、読響などの客演首席を務めるなど、わが国きっての若手ヴィオラである大島亮を迎えて。シリーズ常連でもある堀米の盟友、山口裕之(ヴァイオリン)と佐々木亮(ヴィオラ)、ユリウス・ベルガー(チェロ)が加わり、ブラームスの弦楽五重奏曲第2番を弾く。そして、後半はいつものバッハ。2011年にミュンヘン国際コンクール特別賞を受賞したピアノの俊英・津田裕也が初登場し、堀米と共にヴァイオリンと鍵盤楽器のためのソナタから第3番を披露。最後は、堀米が無伴奏パルティータ第3番で締め括る。

文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年8月号から)

公演情報
ワンダフル one アワー 第18回
堀米ゆず子 J.S.バッハ/ブラームスプロジェクト at Hakuju Vol.5


10/6(火)19:00
Hakuju Hall
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番ト長調op.111
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番ホ長調BWV.1016
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV.1006
問合せ:Hakuju Hallセンター03-5478-8700
https://www.hakujuhall.jp

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