金城武、長澤まさみ、チャン・ツィイーら共演 ジョン・ウー監督『The Crossing -ザ・クロッシング-』二部作が日本公開へ

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2019.3.13
左上から時計周りに、金城武、長澤まさみ、ホアン・シャオミン、ソン・ヘギョ、トン・ダーウェイ、チャン・ツィイー (C)Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.

左上から時計周りに、金城武、長澤まさみ、ホアン・シャオミン、ソン・ヘギョ、トン・ダーウェイ、チャン・ツィイー (C)Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.

『男たちの挽歌』、『レッドクリフ』、『M:I-2』のジョン・ウー監督作『The Crossing(原題)』が、邦題『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ, Ⅱ』の二部作として公開されることがわかった。

『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ, Ⅱ』は、『グリーン・デスティニー』の脚本家ワン・ホエリンの原案をもとに、ジョン・ウー監督が蒋介石の国民党と毛沢東の共産党の対立が最も激化した、1945年国共内戦に翻弄される男女の運命を描く作品だ。

ウー監督は、中国に生まれて香港に移り住んだ、ノワールの巨匠。下積み時代には、映画会社の台湾支社に所属していたことも。「中国と台湾両岸の想いを込めた作品を作りたいと思っていた」と想い入れる本作を、総製作費76億円をかけて実現。前編では戦争と時代に翻弄されながらも命を燃やし、愛を貫いた3組の男女を描き、後編では1,000人近い乗組員・乗客が犠牲になった上海発・台湾行きの大型客船・太平輪号沈没事件を軸に、客船に乗り合わせた男女それぞれの運命の交差するさまを描いているという。

3組の男女を演じる俳優陣は、中国・日本・韓国からキャスティング。金城武が台湾国籍の日本軍軍医イェン・ザークンを演じ、長澤まさみがイェンの幼馴染・雅子を演じている。また、チャン・ツィイーや、『イップ・マン 葉問』のホアン・シャオミン、『レッドクリフ』のトン・ダーウェイ、ドラマ『太陽の末裔』のソン・ヘギョが出演している。

日本公開決定を受けた、ウー監督のコメントは以下のとおり。

 

ジョン・ウー(監督)

不穏な時代ほど愛の偉大さが際立つ。本作で中国と台湾の両岸の思いを伝えられたらと思います。

 

『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ, PartⅡ』は6月7日(金)PartⅠ、6月14日(金)PartⅡシネマート新宿・心斎橋他にてロードショー。

作品情報

映画『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ, PartⅡ』
(2014/中国/PartⅠ129分、PartⅡ126分/5.1ch/シネスコ)
原題 The Crossing 太平輪
出演:チャン・ツィイー、金城武、ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ、長澤まさみ ほか
監督・脚本:ジョン・ウー『男たちの挽歌』、『レッドクリフ』、『M:I-2』
原案:ワン・ホエリン(『グリーン・デスティニー』)
字幕翻訳:木村佳名子
配給:ツイン
 
【前編】
1945年、国民党の将校、レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)は、上海の舞踏会でチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)と運命的な出会いをする。しかし、国共内戦が激化し、レイはユンフェンを残し内戦の最前線へと向かう―ユンフェンは新居の家屋で、「ザークン(金城武)」と記された絵と、額裏から雅子(長澤まさみ)の日記を発見する。ユイ・チェン(チャン・ツィイー)は、出征したまま行方不明になった恋人を探すため、従軍看護師に志願。十分な食糧が無いなかで見知らぬ兵士、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)と家族のふりをして、食糧配給を得る。
 
【後編】
1947年、1,000人近い乗客・乗組員を乗せて上海から台湾へ向かっていた大型客船・太平輪。船にはユイ・チェン(チャン・ツィイー)、ザークン(金城武)、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)が、それぞれ異なる目的で乗船していた。深夜、近くの貨物船との衝突事故でそれまでお互いを知る事の無かった男女3組の運命が交差する。
 
公式サイト:http://thecrossing.jp/
(C)Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.
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