俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督、山田孝之が主演する映画『はるヲうるひと』がワルシャワ映画祭に正式出品へ
『はるヲうるひと』撮影オフショット (C)2020「はるヲうるひと」製作委員会(AMGエンタテインメント/ハピネット)
俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督をてがけた映画『はるヲうるひと』が第35回ワルシャワ映画祭に正式出品され、上映されることが決定した。
ワルシャワ映画祭は、ポーランドの首都ワルシャワで開催される国際映画祭。1985年に初開催され、2009年に国際映画製作者連盟公認の映画祭となった。佐藤監督の『はるヲうるひと』は、長編監督2作目までを対象とした1-2コンペティション部門に出品される。
映画『はるヲうるひと』
『はるヲうるひと』は、佐藤が主宰する演劇ユニット“ちからわざ”で2009年に初演、2014年に再演された舞台を映画化したもの。主演には山田孝之、共演には仲里依紗、向井理、坂井真紀らが名を連ねている。佐藤自身が映画化を望み、約5年を掛けて完成させた作品だという。
ワルシャワ映画祭出品決定を受けた、佐藤のコメントは以下のとおり。
佐藤二朗
佐藤二朗
映画『はるヲうるひと』は、僕の主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で10年前に初演、多くの方々のご要望に押され5年前に再演した舞台の映画化です。架空の島の売春宿で生きる男女のおはなし。生きる手触りが掴めず、死んだように生きる人々が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし。今回、ポーランド・ワルシャワ映画祭のコンペディションに選出され、とても光栄に思っています。これを機に海外の方々にも、この壮絶な闘いの姿を目撃して欲しい。そして日本の皆様にも来年、ご覧頂けます。誰も見たことのない山田孝之、誰も見たことのない仲里依紗、誰も見たことのない佐藤二朗をご覧頂けると確信しています。ご期待を。その膨らんだ胸に見合う作品だと思っています。
佐藤は、ワルシャワ映画祭での上映に合わせて現地入りをする予定。受賞結果は、映画祭最終日の10月20日に発表される。
『はるヲうるひと』は2020年全国公開予定。