一路真輝&田代万里生の開幕コメントと舞台写真が到着 舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』開幕
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
2020年11月28日(土)、兵庫芸術文化センターにて『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』が初日を迎えた。このたび舞台写真と主演・ベートーヴェンの“不滅の恋人”アントニー役の一路真輝、ベートーヴェンの弟子で音楽家フェルディナント役の田代万里生の初日コメントが到着した。
ベートーヴェンと不滅の恋人・アントニーの「禁断の恋」のエピソードを軸に、真の芸術、不滅の恋をめぐる物語を、栗山民也の演出のもと、脚本を木内宏昌、音楽・演奏を新垣隆が担当し、時間と記憶をさかのぼりながら、創り上げていく。
本作品は一路、田代の他、舞台やドラマ、映画など話題作に次々出演している神尾佑、栗山が演出する舞台にも数多く出演し、存在感をみせる前田亜季など力強く魅力的なキャストが共にベートーヴェンの封印された“不滅の恋”を創り上げていく。
ベートーヴェン生誕250周年の最後を彩る日本発の物語。東京公演は12月11月(金)から、よみうり大手町ホールにて上演される。
♪主演:一路真輝 コメント
いよいよ初日の幕が上がります。
今までに出逢っているようで、実は初めての世界観の舞台に仕上がっていると思います。ベートーヴェン生誕250周年の今年、この作品に出逢えた事に感謝しかありません。天才作曲家ベートーヴェンの心を揺さぶる音楽と共に彼の愛した女性アントニーの人生を、心を込めて演じたいと思います。
いつもの初日前とは違ういろいろな緊張感がありますが、劇場に足をお運びくださるお客様、出演者、関係者の皆様の健康が第一です。万全の対策を取って皆様のご来場をお待ちしております。
想いが届きますように……
♪田代万里生 コメント
ついに本日、記念すべき初演の開幕となります。不要不急と判断されがちな音楽や文化芸術ですが、ベートーヴェンを死から引き留めたのは、その「芸術」でした。あまりに有名すぎるマエストロ・ベートーヴェンですが、本作品では歴史的作曲家としてはもちろん、知られざるその人間性を探ります。
また、新垣隆さんが舞台上で奏でる美しい装飾が施されたグランドピアノは、日本に一台しかないという大変貴重な【スタインウェイ・ルイ16世モデル】。神秘的な音色と共に、まるでその時その場で作曲をしているかのような真に迫る演奏にもご注目下さい。
ベートーヴェンの魂と共に、「劇場」でお待ちしております。
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』より 撮影:田中亜紀
ピアノ・ソナタ第31番Op.110―その旋律から19世紀に生きたひとりの女性の姿が浮かび上がる。
「不滅の恋人」アントニー・ブレンターノ。
革命の嵐吹き荒れるなか、身を売るように、ウィーン貴族の家から実業家のもとへ嫁いだ彼女。
絶望の淵にいたアントニーはルートヴィヒの音楽に生かされ、彼と彼の芸術を愛するようになる。
しかしふたりの関係は、家族に、社会に、時代に、運命に打ち砕かれ、不滅の恋は封印される。
ただ、その名を記すことさえなかった手紙だけが、ルートヴィヒの愛を伝える。
いま、一台のピアノを囲みながら、あの日をルートヴィヒと過ごした者たちが証言する― あの交響曲も、あのピアノソナタもすべて、「不滅の恋人」への献身から生まれた芸術であることを。
公演情報
【演出】栗山民也
【脚本】木内宏昌
【音楽・演奏】新垣隆