小劇場演劇ファンが最もおもしろかったと思う作品を選出する「カンゲキ大賞」が始動

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2022.1.14
「カンゲキ大賞」

「カンゲキ大賞」

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小劇場演劇ファン(以下 観劇者と称する)による、過去1年の演劇作品の中で最もおもしろかったと思う作品を選出する「カンゲキ大賞」を行う、またその活動を行う団体「カンゲキ大賞委員会」が2022年1月14日(金)より始動することが発表された。

代表は小劇場演劇のクリエイティブサポート事業:ステージチャンネルを運営するSowCruise LLC 代表の仲瑞枝。なお、同団体は任意団体として始動するがNPO法人化をめざしており、活動は全て非営利で行い、同団体とステージチャンネルは経営面において一切交わらない、とのこと。

なお、第1回は2022年1年間に公演が行われた作品が選考対象となり、発表は2023年春を予定している。

設立の経緯

名だたる演劇の賞に輝く作品の他にもおもしろい作品や劇団が小劇場にはたくさんあり、その多くは一般に認識されていない。そのことを最も知っている観劇者たちが起点となるような新しい盛り上がりをつくれないか。それが同賞設立の発端です。また、観客賞を有する顕彰活動がすでに存在するなか、新たに観客者主体の賞を設立する意義、それは劇場や主催団体の領域を横断し、最も大きなムーブメントを生み出せる可能性があるのは、観劇者のコミュニティが主体となる点にあると信じているからである。

運営団体:カンゲキ大賞委員会について

同団体は非営利の任意団体として活動を開始する。現在の会員は10数名。年内にはNPO法人格取得を目指している。演劇界のコミュニティ同団体は顕彰活動の運営団体としての組織だけでなく、観劇者や演劇ファンのコミュニティとしての役割も担うことを標榜している。これまでほかの業界と比べると横のつながりやコミュニティの乏しかった小劇場演劇の世界で、オンライン/オフライン両面での交流を含め、演劇好きが集まる場となり、その活動を通し業界全体の好循環を生む起点になることを目指す。

また、同団体のオリジナルコンテンツやイベント企画なども実施予定であり、カンゲキ大賞に興味のある方のほか、演劇に関連した企画実施に興味のある方などひろく会員を募っている。

問い合わせは、WEBサイトの問い合わせもしくは下記メールアドレスまで。

リリース情報

「カンゲキ大賞」
 
開催頻度:毎年1回実施
対象作品:日本国内の観衆を対象に実施された小劇場演劇の公演等。選出対象年の1月1日~12月31日に実施された公演等。(初日を迎えた公演)

 
選考プロセス概要:
1. 一般選考(一般からの投票により、2作品をノミネート)
2. 会員選考(会員内での選考により、8作品をノミネート)
  1. 1次選考(投票による作品のエントリー・絞り込み)
  2. 2次選考(会員による投票)
3. 大賞ノミネート(一般選考、会員選考を合わせ、計10作品を大賞ノミネート作品とする)
  1. 大賞ノミネート作品の発表
  2. 選考委員の確定
  3. 選考管理委員の確定
  4. 大賞ノミネート作品の映像視聴
4. 最終選考(選考委員による映像視聴と議論・投票)
5. 結果発表

 
また、最終選考の模様は公式サイト上に記事として公開する。
 
副賞:
同賞はおもしろい小劇場演劇をひろく一般に知ってもらいたい目的で、大賞作品の再演を推奨し、下記の副賞を準備している。受賞者は、以下のいずれか1つの副賞を選択可能とする。

 
■公演の劇場レンタル費用の負担
1. 公演のための劇場利用料金の50%を副賞とする
ただし、同団体主催の公演であり、受賞作品の再演で、かつ、金25万円を上限とする。
2. 公演のための劇場利用料金の25%を副賞とする。
ただし、同団体主催であるが、受賞作品とは異なる演目の上演で、かつ、金10万円を上限とする。

 
■現金の贈呈
1. 金5万円を副賞とする。

 
部門賞
そのほかユニークな部門賞を複数設ける予定。詳細は後日公式サイトにて発表。
 
カンゲキ大賞委員会 WEBサイト:https://kangeki-award.com/
お問い合わせ:kangeki.award@gmail.com
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