ミュージカル『レ・ミゼラブル』オールキャストによる製作発表会見開催! 「夢やぶれて」などを披露

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2024.10.17


以下、全プリンシパルキャストからのコメント。

ジャン・バルジャン

(左から)ジャン・バルジャン役の飯田洋輔、佐藤隆紀、吉原光夫

(左から)ジャン・バルジャン役の飯田洋輔、佐藤隆紀、吉原光夫

■吉原光夫
僕も2011年にこの帝国劇場で、(この日、飯田が歌ったように)『独白』を歌わされました。その時にトラウマのようにこの劇場が嫌いで嫌いでしようがなくなりました。このステージに立つと分かるのですが、まるで宇宙に飲み込まれていくように、広大で奥行きがないように見えるんです。『レ・ミゼラブル』は好きな作品ですが、やるたびに怖くて、辛くて、苦しくて、またもう一回やるんだと思う自分もいるんです。でも、それくらい『レ・ミゼラブル』と自分の人生は密接なんだと思います。それを14年目でやるというのはすごく大きくて、で、この大嫌いな劇場と一緒に幕を閉じることができるというのも意味のあることなんだなと思って今、劇場を眺めていました。多分、大好きなんです。この劇場には色々な思いや声、影があると思いますが、今回はそれと一緒に手を携えて、仲直りをして、楽しく終えられたらいいなと思っています。

■佐藤隆紀
今回で3回目の出演になりますが、携わるたび、出演するたびに自分を成長させてくれる作品だとありがたく感じています。前回の公演は中止になってしまった公演もありましたが、今回、地方も回りますので、ぜひ前回見逃してしまった方、そして初めて観る方にも熱い公演をお届けしていきたいと思います。今回は、帝国劇場のクロージングということで、スペシャルでメモリアルなステージに立てることを誇りに思います。それ以上に、来て下さったお客さまの人生にとってメモリアルな公演だったと思っていただけるよう、一公演一公演魂を込めてお届けしていきたいと思います。

■飯田洋輔
今回、歌稽古で先輩方の背中や初出演の仲間の声を聞いて、誰一人、手を抜かずに稽古をして、まっすぐに向かって作品に向き合ってという姿を目の当たりにして、自分自身、身の引き締まる思いで、ゼロからジャン・バルジャンとこれから半年以上、向き合って生きたいという思いを新たにいたしました。この役とご縁をいただいて、作品と台本、言葉を信じて、自分らしいジャン・バルジャンを演じていけたらと思っております。最後まで応援よろしくお願いします。

ジャベール

(左から)ジャベール役の伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰

(左から)ジャベール役の伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰

■伊礼彼方
3度目3年ぶりにジャベールを演じさせていただきますが、この2年間、派手なポップスの世界にいまして、久しぶりにこの『レ・ミゼラブル』の世界に戻って稽古に参加させていただいたら、まるで自分の声帯や筋肉が通用しない。全く違う使い方をしてきたんだなというのを目の当たりにしました。ジャベールやバルジャンはドシッとした軸が必要とされるんだなと思うので、3年前の稽古を思い出して、また新しいジャベールを皆さまにお見せできるように頑張ります。

■小野田龍之介
前回までアンジョルラスを務めさせていただいて、やればやるほどこの作品の大きすぎる存在に圧倒されています。そんな俳優にとって偉大な作品にジャベールというこれまで取り組んだのとは全く違う角度からこの物語に身を委ねることができて、非常に興奮しているのと同時に身が引き締まる思いです。一個ずつ丁寧に作っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

■石井一彰
16年ぶりにこの作品にもう一度、立つことができて光栄に思っています。素晴らしいキャストの皆さんのために、支えてくれるスタッフの皆さんのために、そしてお客さまのために、誠実にジャベールを演じていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

ファンテーヌ

(左から)ファンテーヌ役の木下晴香、昆 夏美、生田絵梨花

(左から)ファンテーヌ役の木下晴香、昆 夏美、生田絵梨花

■昆 夏美
これまでエポニーヌ役でこの作品に出演させていただいたので、ファンテーヌ役と自己紹介するのがまだ不思議な気持ちと感慨深い気持ちがあります。一つの作品に違う役で出演するというのも初めてなので、どんなふうなんだろうとワクワク感と、それが大好きな『レ・ミゼラブル』でできることが本当に嬉しいです。三人でファンテーヌを一緒に作っていけたらと思います。

■生田絵梨花
コゼット、エポニーヌに続いて3役目の新しい挑戦をさせていただきます。初めて帝劇に立ったのが、コゼットの時でした。今回、帝劇クロージング公演になりますが、ファンテーヌとしてしっかり踏みしめていきたいと思っています。

■木下晴香
私は『レ・ミゼラブル』初参加で、いつか携われるように思っていたので、今回、こうしてご縁があってとても嬉しく思います。合格のご連絡をいただいたときに、自分はこんなにも『レ・ミゼラブル』の世界に生きてみたかったんだと改めて強く感じました。ファンテーヌの壮絶な人生に覚悟を持って飛び込んでいきたいと思います。そしてこの作品の時代を、現帝劇と地方公演でしっかり生きていけるように精進します。

エポニーヌ

(左から)エポニーヌ役の清水美依紗、ルミーナ、屋比久知奈

(左から)エポニーヌ役の清水美依紗、ルミーナ、屋比久知奈

■屋比久知奈
今回、3回目の『レ・ミゼラブル』への参加ですが、1回目は本当に必死な状態で、2回目はそれを経て自分に何ができるか色々と考えながら臨んだ日々でした。今回は、ある意味、初心に戻って、まっさらな状態で、エポニーヌという役にまた改めて向き合えたらいいなと思いながら臨ませていただきたいと思います。新しいエポニーヌ2人にたくさん刺激をもらいながら、精一杯、作品の一部として生きたいと思います。

■清水美依紗
今回、初参加なのでドキドキしていますが、歴史の長いこの作品に関わることができてすごく嬉しいです。精一杯演じさせていただきます。

■ルミーナ
帝国劇場のラストに大好きな作品で、エポニーヌとして、素敵な先輩方とご一緒できてとても光栄でございます。精一杯頑張りたいと思います。

マリウス

(左から)マリウス役の中桐聖弥、山田健登、三浦宏規

(左から)マリウス役の中桐聖弥、山田健登、三浦宏規

■三浦宏規
今回、3回目の出演になります。最初の出演の時は当時、10代で、お兄さんたちに必死についていったのですが、気づけば一番お兄さんになってしまいました。先輩方に色々と教えていただいたように僕も何か教えられたらいいなと思うのですが、お二人からもたくさんのことを学ばさせていただきたいです。3人で力を合わせてマリウスという役を作って、現帝劇最後の『レ・ミゼラブル』という作品をしっかりと務めたいと思っています。

■山田健登
この作品に出会えたことに感謝して、謙虚に誠実に向き合っていきたいと思いますので、最後まで応援のほど、よろしくお願いします。

■中桐聖弥
こうして『レ・ミゼラブル』という素晴らしい舞台に立てることを幸せに思っております。先輩方や仲間たちと一緒に稽古に励んで、刺激を受けて、このカンパニーに入れたことをありがたいと思っています。まだまだ不安なこともありますが、どんどん挑戦して、中桐聖弥らしいマリウスを演じられたらと思っています。

コゼット

(左から)コゼット役の加藤梨里香、水江萌々子、敷村珠夕

(左から)コゼット役の加藤梨里香、水江萌々子、敷村珠夕

■加藤梨里香
今回、2度目のコゼットへの挑戦となります。約3年ぶりにまたお稽古に臨んで、改めて一番緊張する作品だと実感しています。またイチからコゼットと向き合って、コゼットのお二人と一緒に手を取り合い、支え合い、今回のコゼットを精一杯務めていきたいと思います。

■敷村珠夕
前回に引き続き、コゼットとして『レ・ミゼラブル』の世界で生きられることが本当に嬉しいです。この歴史ある素晴らしい作品の一部となれますよう、しっかりとお稽古で向き合ってまいります。

■水江萌々子
今回、ミュージカル初出演となるのですごく緊張していますが、稽古を重ねる中でコゼットは愛に溢れた女性だと思いました。私もここに至るまでにたくさんの方からの愛をいただいたので、その愛を糧に作品の中でコゼットとして生きていければと思っています。

テナルディエ

(左から)テナルディエ役の斎藤 司、駒田 一、六角精児、染谷洸太

(左から)テナルディエ役の斎藤 司、駒田 一、六角精児、染谷洸太

■駒田 一
2003年から21年、テナルディエをやらせていただいてます。帝国劇場は、色々なことを経験しながら、成長をさせていただいた劇場です。今日、楽曲を聞いてみんな歌声を聞いていたら涙が出てきて、やっぱり素敵な作品だと思いました。みんなで力を合わせて、最後まで怪我や事故のないように上演していきたいと思います。そして、何よりも皆さまの応援があっての作品ですので、最後まで応援をしていただいて、一緒に盛り上げていただければと思います。

■斎藤 司
気づけば3回目ということで、自分の環境や状況によってこの作品の受け止め方、感じ方が変わってくるなと思います。そして、私の下にもこうして二人の後輩が育ってきています。六角くんと染谷くんを指導していかなければいけないと思いまして、今回はパワーアップして、横隔膜を4枚ほど増やしました(笑)。ですので、非常にパワフルな声量で立ち向かいたいと思いますので、よろしくお願いします。

■六角精児
僕は、今回2回目の出演になるのですが、前回は、色々な事情でなかなかステージを踏むことができなかったんです。なので、よく考えてみたら、何をやっていたのか、ほとんど覚えてないんです。今回は、個人的にもお客さんにも記憶に残るような舞台にしたいという気持ちです。そして、斎藤さんについていきたいと思っています。

■染谷洸太
2017年、19年とアンサンブルとして出演させていただいて以来、またこの作品に帰ってくることができてとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。このテナルディエという役は、20代の頃からいつか演じてみたいと思い続けてきた役です。今回、初挑戦になりますが、役とテナルディエ夫婦と向き合い続けて来た先輩方とたくさん学ばせていただきながら、自分らしく、楽しみながら、役を全うしていきたいと思います。そして、斎藤さんについていきたいと思います。

マダム・テナルディエ

(左から)マダム・テナルディエ役の樹里咲穂、森 公美子、谷口ゆうな

(左から)マダム・テナルディエ役の樹里咲穂、森 公美子、谷口ゆうな

■森 公美子
またいるのかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。私は、1997年より同じ役を27年間やらせていただいていております。私は前回が引退だと思って、これで終わるんだと思って、うるうるしたものがあったのですが、また受かってしまいました。本当に申し訳ございません。でも、肉体的にもこれが最後かなと思っておりますので、精一杯、マダム・テナルディエを生きていきたいと思います」。

■樹里咲穂
私は前回に引き続き、2回目なので、前回よりも欲深さを増大させて、観ているお客さまに楽しんでいただけるように精一杯頑張りたいと思います。

■谷口ゆうな
2011年からこの作品に出演させていただいて、10年以上、この作品に関わらせていただいているのはすごく嬉しいことだと思います。私が初めてマダム・テナルディエをやったのは28歳でした。自分も年齢を重ねていって、作品と一緒に歳を重ねているというのが幸せだなと思います。なので、今年も大事に役を務めようと思いますし、私たちの宿屋のシーンで新しいことをやると噂も聞きました。ぜひ、今回初めて観られる方も、これまでたくさん観ていただいた方も、新しいシーンも観ていただけるように、これからお稽古を務めていくので、楽しみにしていてください。

アンジョルラス

(左から)アンジョルラス役の岩橋 大、木内健人、小林 唯

(左から)アンジョルラス役の岩橋 大、木内健人、小林 唯

■木内健人
2回目の『レ・ミゼラブル』参加ですが、前回はコロナ禍真っ只中で、稽古も本来のスタイルではない稽古での進行でしたし、公演自体も中止がかなりあって、楽しみにしていた方に悲しい思いをさせてしまったなと悔しい気持ちでいっぱいでした。今年はみんな健康で、全公演全うして、劇場に足を運んでくださるお客さまに楽しんでいただけるよう頑張ってまいりますので、応援していただければ嬉しいです。

■小林 唯
現帝国劇場最後の『レ・ミゼラブル』ということですが、僕にとっては初めての『レ・ミゼラブル』で初めての帝国劇場になります。このような記念すべき公演にアンジョルラスとして参加できることを心から誇りに思います。精一杯やります。

■岩橋 大
前回に引き続いて『レ・ミゼラブル』という作品に参加させていただけること、そして今の帝国劇場最後の公演に参加させていただけることとても嬉しく光栄に思っています。今回は、アンジョルラスとアンサンブルの2枠やらせていただくのですが、自分の中でも未知数なところがかなりあります。自分にできることを最大限にやって楽しんでいきたいと思っています。
 

Les Misérables JAPAN 2024-25 Official Trailer

取材・文・撮影=嶋田真己

公演情報

ミュージカル『レ・ミゼラブル』
帝劇公演:2024年12月20日(金)本初日〜2025年2月7日(金)千穐楽
*プレビュー公演:2024年12月16日(月)〜12月19日(木)
 
 
一般前売開始日
【2024年12月公演分】10月26日(土)
【2025年1・2月公演分】11月16日(土)
 
料金(全席指定・消費税込)
【平日及びプレビュー公演】
S席:¥17,500- A席:¥11,000- B席¥6,000-
1階補助席:¥12,000- 2階補助席:¥6,000-
 
【土日祝日/初日・年末年始※】
S席:¥18,500- A席:¥12,000- B席¥7,000-
1階補助席:¥13,000- 2階補助席:¥7,000-
※対象公演回:12月20日(金)17:00開演の部、12月30日(月)13:00開演の部
1月2日(木)13:00開演の部及び18:00開演の部、1月3日(金)13:00開演の部
 
【2月公演◆】
S席:¥19,500- A席:¥13,000- B席¥8,000-
1階補助席:¥14,000- 2階補助席:¥8,000-
◆2月公演【帝劇ファイナルウィーク】は全席<帝国劇場オリジナル特典付>となります。


2025年全国ツアー公演
大阪公演:3月2日(日)~3月28日(金) 梅田芸術劇場 メインホール
福岡公演:4月6日(日)~4月30日(水) 博多座
長野公演:5月9日(金)~5月15日(木) まつもと市民芸術館
北海道公演:5月25日(日)~6月2日(月) 札幌文化芸術劇場 hitaru
群馬公演:6月12日(木)~6月16日(月) 高崎芸術劇場


キャスト
ジャン・バルジャン:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔
ジャベール:伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰
ファンテーヌ:昆 夏美、生田絵梨花、木下晴香
エポニーヌ:屋比久知奈、清水美依紗、ルミーナ
マリウス:三浦宏規、山田健登、中桐聖弥
コゼット:加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子
テナルディエ:駒田 一、斎藤 司、六角精児、染谷洸太
マダム・テナルディエ:森 公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人、小林 唯、岩橋 大
 
 
製作:東宝
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