原寸大の大聖堂に没入!『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』体験レポート

レポート
アート
18:00
『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』

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ガウディの没後100年の節目にあたる2026年、また新たな没入型企画が開催される。舞台はヨドバシ新宿西口駅前ビル10階に新規オープンする「Storydive Theater WAHHHP(ストーリーダイブシアター ワープ)」。記念すべきそのオープニングコンテンツに選ばれたのが、2026年12月31日(木)まで開催される『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』である。

同じ感動を共有できる、多人数でのダイブ体験

会場風景

会場風景

体験空間は意外とコンパクトでびっくり。最大で30人の体験者が、ここで同時にストーリーダイブできるのだという。「VRゴーグルをつけて歩き回ったら、体験者同士でぶつからないの?」と思うだろう。結論から言うと、ぶつかることも恐らくある。でも体験中は他の人の姿がぼんやりとした透明人間のようなシルエットで見えているため、もし接触してしまうことがあってもごく軽くで済むはずだ。複数人数で同時に体験できるのがこのイベントの面白いところなので、そこは体験者一人ひとりの「今ここで居合わせた人たちで、一緒にこの場を楽しんでいる」という意識が大切になるだろう。体験前にスタッフさんからの指示もあるが、他の人の体験を妨げないよう、リアクションの声やおしゃべりなどをできるだけ控えるというのも大事なポイントだ。

会場風景

会場風景

こちらが体験用のVRゴーグルである。重量はおよそ700gあるものの、実際のところは、物語に没入していると重さなんて全くと言っていいほど気にならなかった。ただしゴーグルを後頭部でがっちりホールドするため、ロングヘアは下ろすか低めの位置でまとめるのがおすすめだ。ちなみに、ゴーグルの下につけるメイク付着防止用の不織布のフェイスカバーももらえる。おかげで体験終了後もさほどメイクが崩れていなかったのは嬉しい驚きである。

ひと通り体験してみて、個人的に強く感じたのは「コレはとてもデートに向いているイベントである」ということだ。前述の通り、複数人数で同時にVR空間に入ることが可能だからだ。取材時は一人だったので実際に試せてはいないのだが、例えばカップルで体験すれば、手を繋いで一緒にサグラダ・ファミリアを見上げることだって可能である。ロマンチック!

コンテンツの中身をちょっとだけ……

さて、ここからは本イベントの約20分間にわたるストーリーの内容についてだ。VRゴーグルの向こうに一体どんな世界が広がるのか、公式画像を使って少しだけ紹介しよう。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

ストーリーの前半は、資料に基づいて完全再現されたガウディのアトリエが舞台となる。そこで巨匠がどのような試行錯誤を行ったのか、どんなイメージを膨らませたのかが視覚的に分かりやすく解説される。特に、有名な「逆さ吊り実験」が目の前で再現される瞬間は圧巻だ。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

ガウディ自身も、クレイアニメのようなほどよく童話感のある姿で登場。ガウディ役の俳優が大聖堂建設への熱い思いを語り、ストーリーを前へと進めていく。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

またサグラダ・ファミリアだけでなく、ガウディの手がけた「カサ・バトリョ」などの建築作品についても、模型を使って特徴的なポイントを解説してくれるのが面白い。まるでガウディのアトリエで、建築講義を聞いているような気分である。

何はなくとも、この没入感は体験の価値アリ!

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

そしてストーリーの後半〜クライマックスでは、ついにサグラダ・ファミリア大聖堂内部の実寸完全再現空間が展開される。さすが、サグラダ・ファミリア財団が正式に認定したVR体験……。正直言って、20分間ずっとこれを見ていたいと思うほどの、心揺さぶられる体験だった。どんな模型や高精細画像を眺めるのとも違う「中に入る」という生々しい感覚は、やっぱりVRならではである。聖堂の天井がどれほど高く、光がどんなふうに降り注ぐのか、理屈抜きに身体で感じられる数分間だった。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』 画像=オフィシャル提供

もちろん現地(バルセロナ)に行くに越したことはないのかもしれない。でも少なくとも筆者は行けないし行ける予定もないので、このコンテンツには大きな意義があると心から思う。現地と違い観光客で溢れているということもないので、より一層空間が神秘的に感じられるのもポイントである。サグラダ・ファミリアについてちょっとでも興味があって、あの内部に立ってみたいと願う方々に、このラスト数分間の体験を強くおすすめしたい。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』キーヴィジュアル 画像=オフィシャル提供

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』キーヴィジュアル 画像=オフィシャル提供

「Storydive Theater WAHHHP」はこのたび新しくオープンする施設であり、コンテンツ内容、オペレーションともにまだちょっと手探りな印象も受けた(公式サイトを見る限りだとインタラクティブな仕掛けがあると誤解しそうだが、特にそういった演出はないので、その点はご注意を)。とはいえ没入感は期待以上だし、大聖堂内で感じたこの興奮はホンモノである。

『永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜』はヨドバシ新宿西口駅前ビル10F「Storydive Theater WAHHHP」にて、2026年12月31日(木)まで開催中。家族、友達、恋人を誘って、ぜひガウディの世界へ!


文・写真=小杉 美香

イベント情報

永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜
開催期間:2026年8月5日(水)〜12月31日(木)
施設名:Storydive Theater WAHHHP(ストーリーダイブ・シアター ワープ)
所在地:東京都新宿区西新宿1-10-1 ヨドバシ新宿西口駅前ビル10F(JR新宿駅7番出口 徒歩1分)
対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語・フランス語
所要時間:約30分(ヘッドマウントディスプレイの着脱や説明等に10分程度)
料金:
一般:¥2,500(平日)¥2,800(土日祝)
U18(18歳未満):¥1,600(15才以下は保護者同伴必須)
障がい者:¥1,600(介助者1名まで同額)
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