大石継太、朝海ひかるらが幻の戯曲に挑む 演劇ユニットunratoによる『夢去りて、オルフェ』が開幕
unrato#14『夢去りて、オルフェ』舞台写真 (左から)朝海ひかる、大石継太、小栁喬、田野聖子、佐奈宏紀 撮影:交泰
2026年8月21日(金)東京芸術劇場シアターウエストにて、演劇ユニット「unrato」の『夢去りて、オルフェ』が開幕した。舞台写真&キャスト・演出家コメントが公開された。
撮影:交泰
撮影:交泰
『夢去りて、オルフェ』は1986年、木冬社結成10周年・紀伊国屋書店創業60周年記念提携公演として上演され、松本典子氏が芸術選奨文部大臣賞を受賞した清水邦夫の代表作のひとつ。
撮影:交泰
撮影:交泰
撮影:交泰
北陸・酔ヶ浜の大火で廃墟となった遊園地を舞台に、そこに集まってきた人々の幻想や記憶が美しいせりふで描かれる。1988年の木冬社での再演以来上演されていない幻の戯曲に、W主演の大石継太、朝海ひかるをはじめ、実績と実力を兼ね揃えた俳優が挑む。38年ぶりに幕を開けた名作に注目しよう。
本公演は8月30日(日)まで上演される。
撮影:交泰
撮影:交泰
昭和十四年、第二次世界大戦に足を踏み入れた時代。北陸の酔ヶ浜。
ここにはかつて遊園地があったが大火後、放置され廃墟となっていた。
国語教師・桂木一機は思想家・北一輝を信奉し、彼が二・二六事件で逮捕され刑死した後も未だに生きていると信じていた。一機の血の繋がらない妹・ぎんは、兄から「助けてほしい」と連絡を受け故郷に帰ってくる。
一方、陸軍少尉・中原紘市は小桜大尉夫人・夢野が一機と姦通しているという噂を聞く。一機のかつての親友・中原源三は、一機を問い詰めにやってくる。夢野の義弟・小桜鉄平、義姉の文屋はる、一機の妹夫婦・高野新子と敬二らも巻き込んでいき…。
焼け跡となった遊園地で、さまざまな人たちの思いが廻りはじめる。
桂木一機 役:大石継太 コメント
『夢去りて、オルフェ』40年ぶりの上演です。
稽古初日から1か月間 キャスト・スタッフ全員で、清水邦夫さんの美しく、詩的で劇的、熱量の高い作品と闘ってきました。
その稽古は、敢えて大きく表現するならば、清水邦夫的な充実した狂気に満ちていて、試行錯誤のプロセスが楽しかったです。
そして今日幕が開きました。お客様の心にどう響くか!カンパニー全員多くの方に足を運んで頂きたく、心より劇場でお待ちしております。
桂木ぎん 役:朝海ひかる コメント
無事に初日の幕が開きました。
ご来場くださったお客さま、応援くださった皆さま、誠にありがとうございます。
ぎんとして、清水邦夫さんの豊かなせりふと向き合ってきました。『夢去りて、オルフェ』という素晴らしい戯曲を、ひとりでも多くのお客さまに体感していただけたら嬉しいです。
8月30日までという短い公演期間ではありますが、スタッフ・出演者一同、東京芸術劇場シアターウエストでお待ちしています。
演出家:大河内直子 コメント
清水邦夫さんの『夢去りて、オルフェ』が40年の歳月を経て、新たに誕生の日を迎えました。14人の俳優とスタッフが紡ぐ虚実の万華鏡をぜひ観にいらして下さい。
劇場でお待ちしています。
公演情報
【演出】大河内直子
【音楽】三枝伸太郎