小松菜奈19歳当時の演技をマーティン・スコセッシ監督が称賛「本当に素晴らしく、驚かされた」『沈黙−サイレンス−』レッドカーペット

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2017.1.18
左から、加瀬亮、塚本晋也、窪塚洋介、マーティン・スコセッシ監督、浅野忠信、小松菜奈、イッセー尾形

左から、加瀬亮、塚本晋也、窪塚洋介、マーティン・スコセッシ監督、浅野忠信、小松菜奈、イッセー尾形

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1月17日(火)、映画『沈黙−サイレンス−』のレッドカーペットイベントがTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、メガホンをとったマーティン・スコセッシ監督、窪塚洋介浅野忠信イッセー尾形塚本晋也小松菜奈加瀬亮が登壇した。

『沈黙-サイレンス-』は、遠藤周作の小説『沈黙』を『ディパーテッド』でアカデミー賞監督・作品賞に輝いた巨匠・スコセッシ監督が映画化したもの。キリシタンが弾圧されていた江戸時代初期を舞台に、日本にたどり着いた宣教師の視点から神と信仰をテーマに描く。主人公のロドリゴを『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、ロドリゴの師を『96時間』などのリーアム・ニーソンが演じ、窪塚ら多数の日本人キャストも出演している。

80を超えるメディアの前に登場したスコセッシ監督は、「アリガトウ、アリガトウ」と何度もお礼の言葉を口にし、「東京でキャストの皆さんと再会できて、とても感慨深い。編集のセルマと一緒に2年かけて編集をしてきたので、私としては2年間ずっと皆さんとお付き合いを続けてきたような、昨日会ったばかりのような気持ちです」と、日本人キャストとの再会に顔をほころばせた。同作は1991年から構想が存在した、スコセッシ監督念願の企画。製作に長期間を要したことについて、「遠藤周作氏のメッセージを咀嚼し、どのように映画化するか。原作とともに生きてきたことで私自身たくさんのことを学び、私生活の変化もあって、その経験がこの作品をより豊かなものにした」と思いを語った。 

キチジロー役の窪塚は、「何度も日本を訪れ、この国と我々に最大の敬意を払ってくれた監督を前にしたら、大変な撮影もすべて喜びだった。今日は役者人生で最良の日」と熱い言葉で挨拶。浅野は、「監督はいつも、精細な演技を見守ってくれた。やさしさ、一緒に映画を作る姿勢に学ぶことが多かった」と、監督への感謝を述べた。 狡猾な奉行の熱演が高く評価されているイッセーは、「世間では悪役で通っている井上を、家でじっくり育てることができた。井上は、根は優しい人間なんです」と場内を沸かせたあと、スコセッシ監督に向かって「キリシタンだけではなく、世間と戦っていた井上を、監督は優しく温かく見守ってくれました。本当に感謝しています。Thank you very much.」と謝辞を贈った。

 

左から、加瀬亮、塚本晋也、窪塚洋介、マーティン・スコセッシ監督、浅野忠信、小松菜奈、イッセー尾形

左から、加瀬亮、塚本晋也、窪塚洋介、マーティン・スコセッシ監督、浅野忠信、小松菜奈、イッセー尾形

 

また、敬虔な信者モキチを演じた塚本が、「自分の中でスコセッシ教を作り、自作の『野火』とも重なる未来の子どもたちへの祈りを込める気持ちを重ね、撮影に臨んだ」とコメントすると、スコセッシ監督は「塚本が壮絶な演技を披露する水磔のシーンの撮影では、感極まって涙するスタッフがいた」と、撮影時を振り返った。 本作でハリウッドデビューとなった小松は、「撮影に参加した時は19歳。十代でとても貴重な体験が出来た。原作の『沈黙』には耳慣れない言葉もあり、難しいと感じたりもしたが、完成した映画を若い人たちが見たらどんな感想を持つのか、公開が今から楽しみ」と、抱負を語っている。小松は撮影時に苦労したことを聞かれ、「(加瀬が演じる夫の信者)ジュアンに悲劇が訪れるシーンで感情をむき出しにするシーンを撮ったが、陽が落ちてしまい映像がつながらず、撮り直しになった。その時、思わず泣いてしまった」と撮影時のエピソードを披露。すると、スコセッシ監督は、小松の演技について、「彼女の激しい演技は本当に素晴らしく、驚かされた。『もう一度撮らせてほしい』というのはとても気が引けたのですが、でも彼女は再び同じくらい激しい演技を見せてくれた」と、称賛する一幕も。海外作品への出演経験が豊富な加瀬は、「小松さんは芝居に入ると200%くらいの力を出すので、あのシーンの事は良く覚えている。撮影が終わるともう倒れてしまうのではと思うくらいにパワーを出しきる」と小松の熱演を振り返った。

加瀬は、本作への参加について「キャスト、監督の名前を聞いて、久しぶりにワクワクして参加した。信仰を探しながら演じていた」とのこと。 イッセーは、「監督は僕の演技の全てを取り込んでくれて、本当に幸せの連続だった。同時に、スタッフの皆さんがいなければ成り立たない映画だった。言葉の問題だけではなく、朝早くから夜遅くまでハプニングの連続を乗り越えながら、それでも翌朝にはまた笑顔で僕たちを迎えてくれる。彼らのおかげで、この映画は成り立っている」と話し、監督と日本からロケ地台湾に入ったスタッフの奮闘を讃えている。 

映画『沈黙-サイレンス-』は映画『沈黙-サイレンス-』は、2017年1月21日(土)全国ロードショー。
 

作品情報
映画『沈黙-サイレンス-』
 
Photo:Kerry Brown

Photo:Kerry Brown


原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)
原題:Silence
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ  撮影:ロドリゴ・プリエト 美術:ダンテ・フェレッティ 編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA   
Photo Credit Kerry Brown
公式サイト:http://chinmoku.jp
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