猪熊弦一郎や荻須高徳、小磯良平ら、巨匠たちの残した美の軌跡 『ジャパン モダン アート 展』
荻須高徳「ガルロン通り」
『ジャパン モダン アート 展』が、2018年4月11日(水)~4月18日(水)まで、Bunkamura Galleryにて開催される。
明治維新後の近代化による社会の激変は、それまでの日本美術にも大きな影響を与え、西洋の技術を得て多くの洋画家たちが誕生した。さらに激動の昭和の時代においては、自らの表現を追い求める作家たちが海を渡り、欧州の文化、空気そのものを吸収し、語り継がれる名作の数々を残した。
なかでも、若き日の荻須高徳、小磯良平、猪熊弦一郎、山口長男らは、東京美術学校(現東京藝術大学)で日本洋画家の重鎮ともいえる藤島武二に師事。同級生でもあった彼らは、互いに認め合い切磋琢磨し自らの画風を築き、日本近代絵画における重要な役割を果たすと共に、今日でも多くの作品たちが愛され続けている。
今展では、明治から昭和にかけての激動の時代に翻弄されながらも、決して絵筆を手放すことのなく表現し続けた画家たちに焦点を当て、油彩画、版画作品を一堂に集めて展覧販売する。平成も終わりを告げ新たな時代を目前にしている今、巨匠たちの残した美の軌跡と名作との対話を堪能できる展覧会だ。
イベント情報
ジャパン モダン アート 展
期 間:2018/4/11(水)~4/18(水)
会 場:Bunkamura Gallery