Klang Ruler『RUSH BALL 2026』クイックレポートーー4年前の嬉しさと悔しさを超えて「今日を迎えられたことが心から嬉しいです!」

レポート
音楽
13:00
Klang Ruler 撮影=瀧本JON...行秀

Klang Ruler 撮影=瀧本JON...行秀

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Klang Ruler『RUSH BALL 2026』クイックレポート

2026年8月29日(土)、大阪・泉大津フェニックスにて野外ロックイベント『RUSH BALL 2026』が開幕した。29日(土)・30日(日)と2日間にわたり、全42組のアーティストが出演する。SPICEでは、両日全出演者のライブレポートを即日公開していくので要チェック。


『RUSH BALL 2026』の1音目を鳴らすのは、「ニューエイジ・ポップミュージック」を掲げる5人組・Klang Ruler。バンドにとって初めての野外ロックイベント出演となった『RUSH BALL 2022』以来、4年ぶりの泉大津帰還である。

振り返ってみれば、当時のKlang Rulerは、2021年にやすだちひろ(Vo)とGyoshi(Gt)が正式加入したばかり。加えて、やすだが「当時、「タイミング 〜Timing〜」のカバーが想像していたよりもバズって。そのおかげで呼んでもらえたイベントが沢山ありました」と明かした通り、同年12月にドロップした「タイミング 〜Timing〜」が耳目を集め、「どこか懐かしくも新しい」というコンセプトを確立し始めたタイミングだった。

あれから4年。彼らを取り巻く環境はドラスティックな変化を遂げた。2023年にyonkey(Vo/トラックメイカー)がプロデュースした新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」が世界的に広まり、その才覚とバンドの可能性、確かな楽曲強度を証明。さらには、2026年6月にリリースしたEP「NEW AGE POP MIX」を通じて、Klang Rulerはコンセプチュアルな側面だけではない、等身大の表現を獲得したようだ。

肩の力を抜き、自身のムードと感性に応答する作品を生み出すようになった彼らは、yonkeyが牽引する楽団という側面以上に、Klang Rulerという5人組としての性質を強めている。それゆえに、このお祭りのトップバッターを任されたのだろう。そして、高速で流転していく時代に流されない音楽を築いてきた彼らが先頭打者を担う事実こそ、『RUSH BALL』がグッドミュージックに溢れた祭典であることを何よりも裏付けている。

「やっほー『RUSH BALL』!もうすぐKlang Rulerのライブが始まるよ!」。こんな音声を織り込んだSEでキックオフした5人の舞台は、前述したモードを反映するようにとことんフリーダム。かとたくみ(Ba)とyonkey、Gyoshiが同時に鳴らすメロディーからスタートした「アンビリーバブル」から、意図的にマイクへ乗せたわけではない「えい!」なんて掛け声が聞こえてくるし、やすだもスタッカートを駆使した歌唱から捲し立てるラップ、その場で思いついたみたいな即興性を内包したフェイクまでを展開していく。

鉄めいたカッティングとyonkeyのウィスパーボイス、拍間の大きいラウドなビートをごちゃ混ぜにした「SELFMODE」で自由な譜面構成を開示すると、「レイドバックヒーロー」がドロップされる。< くだらないです Baby >の1行でシンガロングを発生させれば、4人がSimiSho(Dr)のもとに誰からともなく集まっていく。やすだとyonkeyが煽り合うようにアグレッシブな歌声を積み上げる中、シャツを握りしめたyonkeyが放った< I’m a ヒーロー >の一節。奮い立たせた魂を翻訳したそのワンフレーズは、Klang Rulerの増しに増した自信と結束を表していた。

初出演を振り返ったのち、やすだは「あの時は、有難いチャンスだと思いつつ、オリジナル曲をキッカケに出演できなかった悔しさもありました」と吐露し、「4年ぶりに戻ってきた『RUSH BALL』!メインステージのオープニングアクトを務めさせてもらうことになりました。今日を迎えられたことが心から嬉しいです!」と言葉を続ける。そこから披露されたナンバーは「Teenage Blue」だ。俯いた彼女が細やかなビブラートを振りかけながら歌い出すと、< でも >という逆説の2文字を合図に、アンサンブルがボリュームを上げていく。どん底の気持ちを表象するローの効いた発声は、気づけばご機嫌に弾みまくっていく。ステージに跪いたやすだがクライマックスで立ち上がる様子。それは、喜びと悔しさが綯い交ぜになった4年前のATMCを乗り越える5人の姿と重なって見えた。

取材・文=横堀つばさ 撮影=瀧本JON...行秀

(『RUSH BALL 2026』オフィシャルレポートの一覧はこちら

セットリスト

Klang Ruler『RUSH BALL 2026』
1.アンビリーバブル
2.ZENZEN わかってない
3.タイミング〜Timing〜
4.SELFMODE
5.レイドバックヒーロー
6.Teenage Blue
7.ララバイ

イベント情報

『RUSH BALL 2026』
日程:2026年8月29日(土)・30日(日)
会場:大阪・泉大津フェニックス
時間:開場 9:30 開演 11:00
 
【入場券】
・8月29日(土)・30日(日)両日
・料金:中学生以上 ¥9,800-/KIDS ¥5,400-
・WEB販売:各日当日0:00〜各日当日19:30まで→
https://eplus.jp/rushball/
・窓口販売:各日当日9:30〜各日当日19:30まで→会場 入退場ゲート付近の窓口にて販売
※WEB販売では電子のみ、会場窓口販売では紙のみのお取り扱いとなります。
※窓口販売でもクレカ等キャッシュレスでのお支払いが可能です。

【シャトルバス】

・8月29日(土)・30日(日)両日
・料金:¥1,500-
・WEB販売のみ:各日当日0:00〜各日当日22:00まで

・発券方法:電子のみ→https://eplus.jp/rb2026-bus/​(国内向け)
※シーパスパーク、会場での販売はございません。

【駐車券】

・8月30日(日)のみ
・料金:¥3,000-
・販売方法:入庫時に¥3,000-をお支払いください。(現金のみ)
※キャッシュレスの受付はございませんのでご注意ください。

【お帰り直行バス(梅田・なんば)】
両日共、当日券はございません。

※すべてのは予定枚数に達し次第、販売終了となりますのでご了承ください。
 
『RUSH BALL 2026』オフィシャルHP
https://www.rushball.com
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