岡咲美保『MY ÉTOILE』インタビュー、アーティストデビューからの5年間を詰め込んだ彼女が掲げる”星”を紐解く

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2026.9.11
岡咲美保

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2021年9月15日、シングル「ハピネス」でアーティストデビューを飾った声優・岡咲美保。それから数々の楽曲やステージを重ねてきた彼女が、このたびデビュー5周年という瞬間を迎え、そんなアニバーサリーを記念した自身3枚目のミニアルバム『MY ÉTOILE』をリリースする。”私の星”を意味するタイトルとなった本作は、彼女のこの5年間の足跡を辿るようでもあり、また同時に彼女が掲げる”憧れ”という未来を見据える一枚にもなった。アルバムに込めた想いから豪華クリエイター陣が参加した収録楽曲について、そして本作リリース後に控える5周年記念ワンマンライブについて話を聞いた。

ーーいよいよリリースとなる3rdミニアルバム『MY ÉTOILE』ですが、本作がリリースされる2026年9月には、岡咲さんがアーティストデビューから5年を迎えます。5周年を間近に控えた今のお気持ちはいかがですか?

岡咲美保:取材をしていただくたびに、「ああ、5年経つんだ」って思うんですけど、体内時計的には5年という感じはしないというか「もう5年?」なのか「まだ5年」なのか自分でわからないのが不思議で。この間やらせていただいてることはすごくたくさんあって、その濃密さを思うと「まだ5年か」とも思うんですが、でもあっという間だったんですよね。そのひとつひとつに夢中になって取り組んでいたので、そう思うと「もう5年か」とも思いますし。

ーーこの5年の間で印象に残っていること、自身のターニングポイントになった出来事はありますか?

やっぱり1stライブが。圧倒的ですね。それこそコロナ禍のなかでもありがたいことに少しずつフェスに出させていただいて、ファンのみなさんが応援する姿というのはなんとなくこうイメージできてるつもりだったんです。「ライブというものはこういうもので、みなさんこういう姿できっと待ってくださっているんだろう」というイメトレはできているつもりで1stライブのステージ立たせていただいて。当日はステージに幕が下がっていて、デビュー曲の「ハピネス」で幕が上がっていく演出だったんですけど、その幕が上がったときのみなさんから溢れる多幸感が忘れられなくて。

ーーイメージしていたものと違っていた?

私が想像していたライブと全然違う。「これがワンマンだ、ここから始まるんだ!」って肌で感じました。私は結構考えたり準備をしていくタイプだと思うんですけど、いい意味でそれが一気に消え去っちゃいました。そこで「これはもう自分のなかでもみんなのなかでも特別な公演になるから、あれこれ考えるより楽しもう!」って思うようにしたんです。それまではもっと準備をして、なんならタイムマシンに乗った未来の私が来たぐらいの気持ちで迎えてやるぞと思っていたんですけど、そうやって肩に力が入っていたのが一気にほどかれてびっくりしました。

ーーライブへの印象が最初のワンマンで大きく変わったわけですね。

私が何かを示さなきゃとか何かをしなきゃというよりは、楽しめばいいんだって教えてくれてありがとうって思いました。そこから自分が理想とするところとみんなが本当に感じたいものにもギャップがあるんじゃないかとか、そういう着眼点も自分に加わって。お渡し会とかでお話する機会があると、みんなの好きなものとか楽曲は何かとか聞けるようになったし、自分自分って思っていたところがすごく広がったのは1stライブのおかげかなと思います。

岡咲美保

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ーーさて、そんな5年のキャリアのなかで生まれた最新作『MY ÉTOILE』ですが、本作のコンセプトはどのように決めていったのですか?

5周年を記念していろいろやっていこうという”チームみほ会議”がまず開かれて、そこでライブをしようとか、ライブをするには曲も出そうという流れで作っていったんですが、そこにはやっぱり「周年」というキーワードはありましたね。

ーー全体的にも岡咲さんのさまざまな音楽性でこの5年を振り返るような見え方もありますよね。

やっぱり5周年ってそういうものになっていくのかなって思います。やっぱりこれまでと全然違ったものをやるという構想はなくて、今まで積み重ねてきたもの、お花のモチーフもそうですけど、私らしさみたいなものを感じつつ、でもこれからも挑戦し続けていくというところがあります。作家さんも特にわかりやすいんですけど、今までお世話になってきた本多(友紀)さんとか真崎(エリカ)さん、一二三さんも加えて、唐沢美帆さんや笠井(雄太)さん、リード曲の神前(暁)さんというはじめましての憧れの方々とご一緒できるという、ほんとに欲張りな一枚になりました。

ーーそうしたコンセプトから生まれたタイトルが『MY ÉTOILE』。

私がタイトルの提案を出し始めたのって『DREAMING』からかな? 今回も「よし、これから決めよう」ってなったときには曲は全部集まっていたんですよ。そのなかで「フローリア」は憧れの自分でもちゃんと輪郭を持って、そこを見据えて歩んでいくというのを思いにした歌だったので、じゃあ”憧れの私”というところをタイトルにしたいなって思ったんです。「フローリア」がフランス語から選んだので、フランス語でその響きを持つ単語を探そうって思ったときにエトワールというのを見つけて、すごくビビっときて。一番星という意味もあるし、バレエでも使われる言葉ですよね。そういう意味でも”私の星”というところで、前作の『MY GLEAM』からの繋がりも素敵だなと思ってタイトルにさせていただきました。

岡咲美保

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ーーそんな『MY ÉTOILE』の収録楽曲について聞きます。まずは「らぱっぱ☆PARTNER!」ですね。こちらはコミック版『転生したらスライムだった件』とのコラボソングになります。

『転スラ』とのコラボソングを作れることになったよ、じゃあ作家の方々さんをどうする?という会議から参加させていただきました。『転スラ』とのコラボというと、以前「ココロトラベル」という曲を作ったので、今回はリズミカルでダンスもできる、『転スラ』の視聴者さんが喜んでくれる楽曲になればいいよねという話が会議で出ました。それなら作曲は本多さんでしょ、じゃあ作詞はどうする?となったときに、私から「TRUE(唐沢美帆)さんがいいです」とお願いさせていただきました。

ーーTRUEさんへのオファーは岡咲さんからだったんですね。

『転スラ』が始まってからいろんなところでお付き合いさせていただいてますし、なんなら私の初声優としてのライブデビューの曲の作詞が美帆さんだったんです。『温泉むすめ』の「青春サイダー」という曲で、そのときからすごくいい歌詞だなって思ったのと、TRUEさんの楽曲も学生時代から聴いていたので一方的に存じ上げていました。だからTRUEさんが主題歌を担当された『転スラ』でたくさんお会いできるのもすごくうれしくて。あと美帆と美保でみほ同士というご縁もあります(笑)。

ーーそうした念願のタッグが実現した「らぱっぱ☆PARTNER!」ですが、唐沢さんの歌詞も直感的なお祭りソングになりましたね。

美帆さんとしての歌詞ってかっこいいイメージなんです。それなのになんかすごい曲をお願いしちゃった気はしていたのですが、やっぱりさすがだなって。まず歌いやすい。レコーディングしたときに、リズムが結構トリッキーで言葉選びが難しいと思うことがあります。そのなかで唐沢さんの歌詞はめちゃくちゃ歌いやすくて、やっぱりシンガーさんが書いてくださった歌詞だなって。そうした語感やテンションだけじゃなくて、ちゃんと『転スラ』の要素もあって、私とリムルの関係性も考えてくださっています。例えば”相棒”といった単語も入れていただいたりして、本当に信頼の塊だなって、上がってきた歌詞を見て感じました。

ーー岡咲美保としては初めてのコラボだけど、これまでリムルを演じてきた岡咲さんと主題歌を歌ってきたTRUEさんという『転スラ』で繋がる関係もわかるし、ミニアルバムの幕開けにも相応しい勢いというのも感じさせる曲ですね。

「始まったよ!」ってちゃんとスタート切ってくれる一曲になりました。今回アルバムの曲順も選ばせていただいたんですけど、やっぱりこの曲から始まるのがいいなって思って。私の5周年のアルバムの一曲ではあるんですけど、『転スラ』が好きな方が聴いたら自然と笑顔になれる、そこで「歌っている人は、実はリムルの声優なんだよ」って知ってくれたらそれもうれしいです。、『転スラ』としてもこの曲が羽ばたいてくれたらいいなって思っています。

ーー続きまして「イイ!!」ですね。こちらも楽しいお祭りソング。

そうなんですよ〜!

ーー先日行われたリリースイベント”キングスーパーリリイベ夏夏夏祭り 2026”でもやぐらの上でこれを歌われたそうで。

はい!まさにお祭りのなかで初公開というなかなかない体験をさせていただきました。

ーー夏祭りのシチュエーションにピッタリな楽曲を作ったのは、「月の季節」を手がけた俊龍さんですね。今回はポップな楽曲となりましたが、そういう発注だったんですか?

いや、それが全然考えていなくて。俊龍さんは私に新しい風をくれる作家さんのおひとりなので、今回ご一緒できるのがすごくうれしかったです。曲調は俊龍さんにお任せしたくなっちゃって、「俊龍さん、新曲書いてください!」みたいなところからどんどん盛り上がっていった曲でした。ワンコーラスがあがってきたときに、イントロを聴いた時点で「かわいい曲きた!」って。最初は勝手に清楚な曲と思っていたんですけど、全然違いました(笑)。

ーーしかしこれはまた一気に盛り上がれるパーティーチューンになりましたね。

こういう味つけのものもやっぱり好きで、自分が声優だからかなのか、世界観が濃いと安心するんですよね。その世界に飛び込む、その色になれるという。、歌うのは自分ですけどそこに役が加わる感じがしてすごく好きです。じゃあ今回はもうふざけるぞ!ということで、これまでは「アンビリバボーアンセム」が一番わちゃわちゃした曲だと思ってたんですけど、双璧を担う曲と思っています。

ーー狙いははっきりしているというか、ライブ盛り上げるために特化したサウンドであり歌詞ですよね。”週明け?月曜?関係ねえ!!”とか。

いいですよね。初披露したのも日曜だったし(笑)。終わったあとにみなさんのSNS投稿を見ていたんですけど、「コールがめちゃくちゃ難しいって思ってたけど、とりあえず”イイ!!”って言っとけば、なんかいい」って書いてあって、「そうなんだよ!」って(笑)。もうこの曲はテンションが大事だし、こういう強引さがある楽曲に救われる瞬間って多いじゃないですか。

ーー細かいことを考えずに楽しもうという。

例えばライブってみんな忙しいなか来てくれてるから、それこそ週明け月曜からお仕事がある人もそんなの忘れてもいい世界に連れていってくれる。そこの強引さがすごく心地いい一曲になったなって思います。

岡咲美保

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ーーそんな元気な2曲のあとは一転して一二三さん提供の「ふしぎなあの子」へと続きます。

私にとってボカロPさんの楽曲って、デビュー時から欠かせない存在で。そのなかで「ワラウカドニハ!」を提供してくださった一二三さんにもまた曲を書いていただきたいなと考えていました。どういうテイストでお願いしようって思ったときに、「ワラウカドニハ!」は跳ねるようなリズムのみんなで乗れる楽曲だったので、今回はゆったりした曲がいいなって。ボカロPさんの楽曲ってまた独創的な、作っている自分を軸にして曲を提供してくださるところがまた好きなんです。

ーー今回も一二三さんのテイストを押し出した、独特な世界観の楽曲になりましたよね。

歌詞も具体的な描写が多くて。私に当てる曲となると私寄りの歌詞になるんですけど、そうではなくて和のテイストなので紙芝居をめくるような、語り部みたいなところで繰り広げられると曲調にもマッチして面白そうだなって思って、無理難題をオーダーさせていただきました。

ーーたしかにお話を読むような歌詞でもありますよね。

そうなんですよ。こういう曲ってなかなか歌える機会がないので、一二三さんなら叶えてくれると思って、物語まで作っていただくという本当に贅沢なお願いをさせていただきました。

ーーまたそこでの岡咲さんのボーカルも声質が独特で、まさに語り部のような雰囲気があって素晴らしいですね。

ありがとうございます! ちょっとナレーションっぽいといいますか。自分で歌うとなると、枠組みを決めるのに散らからないように気をつけるんですけど、ここでは語り部に徹するぞという。役作りとちょっと似ている、朗読してる感覚に近かったですね。音楽ってその限られた尺のなかで語られるものだし、語り部もやっぱりすべては言わないという役割があって。そういう言葉の距離感がすごく楽曲と合っているなと感じました。初めてのアプローチだけどなんかいいなって。

ーーそして4曲目は「ペリスコープ」。笠井雄太さん、いわゆるElements Gardenとの初タッグでもありますし、岡咲さんの楽曲には欠かせない真崎エリカさんの作詞になります。

やっぱりElements Gardenさんにお願いするというのはずっと憧れていました。憧れのクリエイターさんなので、「いつか歌えるといいね」みたいなところもあって。それで今回、念願で笠井さんが書いてくださるとなったときに、歌詞はデビュー当初からお世話になっている真崎さんにお願いしたくて。

ーー念願のElements Gardenと、これまでの岡咲さんをよく知る真崎さんという組み合わせはいろいろ感じるものがありますね。

そうですね。オーダーもそこまでガチガチではなかったんですけど、私としては日常の呼吸感の延長線上にあるエールを送りたい、みたいなところがあったんですよ。最初に笠井さんに書いていただいた曲も、もうちょっとBPMが高くてギミックもたくさんありました。それはそれですごく歌ってみたかったんですけど、今回の『MY ÉTOILE』というアルバムのなかの一曲になったときに、毎日聴いていると自分の心が落ち着いたり、「明日頑張ってみるか」と思ってもらえるようなテンション感で繋げていきたいなというのがありました。そこからちょっと音数などを調整していただいて、メロディーが固まったところで真崎さんにも日常の延長というところをお伝えして、「ペリスコープ」が上がってきました。

ーーまた真崎さんの歌詞がグッときますね。それこそデビュー時から岡咲さんを見ている真崎さんならではの視点というか。

本当にうれしいです。今回は自分で作詞もしていますが、自分のことって意外とわからないというか、言語化って難しいんですよね。そのなかで作家さんって本当にすごいなって思います。5周年を迎えて、真崎さんからのお手紙をいただいたようにも感じますし、歌詞の”一生分 泣いたかも”というのも、過去辛いことがあったんだな、でも一生分泣けたあとって笑顔になるしかないよね、みたいな。「頑張れ!」ってただストレートに言うんじゃなくて、私も欲しい言葉というのを入れ込んでもらっているんだなって思います。

岡咲美保

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ーーそこから岡咲さんの言葉で綴る「フローリア」へと続く展開も美しいですよね。作編曲を担当したのが神前 暁さんというビッグネームですが、そこに歌詞を乗せるという作業はいかがでしたか?

「作詞します」と決めたあとに毎回気づくんですけど、言葉を紡ぐこととか言葉に触れることはすごく好きなのに、毎回メロディーが上がってくると感動して、「どうしよう、ここに意味を持たせることになるのか」って毎回ちょっと震えるんです。

ーーしかも今回は神前さんというまた憧れの存在でありますし。

今回は神前さんに作曲していただくことを、5月に行われたツアーの東京公演で発表しました。そのときにアルバムを出します、作詞作曲家さんだけ言いますというので、クリエイターさんの名前でうおー!って盛り上がるっていう、ちょっと変な時間だったんですけど(笑)。そこで神前さんの名前を出したときにものすごく盛り上がって、もうそこでまずビビりまくるじゃないですか。さらに「作詞は岡咲です!」って言いながら「歌詞はまだ出来ていません!」とも言えないんですけど、どうしてもツアーが終わったあとに書きたかったんです。ステージ上から「よし、このみんなに届くんだな」という実感を得たので、曲が届いてからめっちゃ頑張りました。

ーー曲を聴きながら歌詞を読むと、ひとことひとことが短くも丁寧に綴られているなという印象がありますね。すごく素直な言葉というか。

うれしいです。これまでも作詞はさせていただいたことはあるんですけど、5周年でこの曲の世界観というところに私の人生観がすごく入っているので、もしかしたら自分事過ぎて歌いづらいのかなって思っていました。でも実際にレコーディングに入るとそんなことがなくて、すっと歌えました。

ーーなるほど。

私の曲だし、私が書いた歌詞なんですけど、きっと憧れを歌っているからなのか。今の自分と同一化というよりは、目の前に置いて歌っている感じがちゃんとあって。そういう意味ではしっかりと表現できているところもありながら、私の気持ちを乗せることができた一曲になりました。

ーー歌詞には素直な願望というか、5周年を迎えてその先を見据える気持ちが入っているように感じられますよね。

それはあると思います。だから不思議なんですけど、「私がこの曲歌っているよ」というよりは、私のなかにも俯瞰して見ている私がいて、こういう音だったら自分が自分のファンだったときに聴きたいって思える瞬間が増えるなという。そういうことを意識しながらレコーディングしていました。「フローリア」という自分に近い距離感の曲でもそれができたのは自分でもびっくりしました。

ーー自分のことを歌う一方で、岡咲美保としてどう届けるかと俯瞰していく作業といいますか。

デビュー時は歌いながら、自分のまっすぐな歌声を届けようってすごく思っていたんです。だってキャラクターじゃなくて岡咲美保本人だから。でもそれは地声でいいのか? じゃあ地声とは? みたいなところからのスタートでした。けれどいつの間にか自然と迷わず表現できるようになったのも感じましたね。そこは作詞しないと気づけないことではあったかもしれないです。

岡咲美保「フローリア」MUSIC VIDEO

ーーそれが5周年というタイミングで到達したというのも興味深いですね。それだけに今後も含めて岡咲さんにとって重要な楽曲になりそう。

うれしいですね。フェスとかで歌われる、みなさんがよく知ってくれている曲とはまた違った立ち位置で、印象深い曲になってくれたらなと思っています。特にワンマンライブでみんながひとつになれる、そういう曲になってくれたら!

ーーまさにそれが実現する瞬間が、アルバムリリース直後に行われる5周年記念ライブになりそうですね。

はい! 日程もほぼデビュー記念日に近いところなのでありがたいです。しかもLINE CUBE SHIBUYAという大きな会場。挑戦ですね、これは。

ーーまた今回は昼夜2回公演ということで、タイトルも”僕の鼓動””約束の音”と異なりますね。やはりセットリストも……。

結構変えます。5月のツアーも大阪と東京で変えたんですよ。私自身が割と飽き性なんですよね。だから飽き性の人でも楽しめる(笑)、なんなら全通してもらっても楽しめる。これってエンタメにとって大事なことだなと思います。やっぱりじっとしてるのも大変ですし、みんな夢中になっていながらたまに理性が戻ってくる瞬間ってあるじゃないですか。そういうときに明日の予定とか急に思い出したりして(笑)。

ーーたしかに(笑)。

でも私たちはみなさんに夢を見てもらう役目があるので、エンタメ性としてセットリストも変えていきたいというのはあって、それをわかっていただきたくてタイトルも変えました。なんとなく昼夜で上下巻のようなイメージで作っています。

ーー先ほど「フローリア」の歌詞をライブが終わったあとに書きたいとおっしゃっていましたが、またこのライブを経て、5周年の先への展望も見えてくるのかなと。まだ本番前ではありますが、5周年のあとの活動いはどんな思いがありますか?

抽象的に言うと、このままきらめきを大事に、小さい頃から守り抜いてきたものを守りつつ挑戦していきたいっていうところはあります。具体的に言うと、やっぱり日本武道館でライブをしたい。これはずっと言っているので、そこを叶えていくために守るものもあるけれども、やっぱり挑戦しなきゃいけないこともある。なので今後も積極的に自分に自信を持ってやっていく、そんな第2章を始めていきたいなと思っています。

ーーそれが次のアニバーサリーへと繋がっていく原動力にもなっていきそうですね。

私、デビュー前から10年後とか20年後とか、こう未来に願いを託してるところがあって。そのなかで16歳ぐらいから「30代めっちゃ輝く」みたいなのがずっとありました。日ナレに入所したころに「私、30代ですごく躍進したいんです」みたいなことを話したときに、講師の方から「いや、あなたまだ20歳にもなってないし。やっぱり勝負は20代よ」みたいなことを言われました。「いいや私は長く生き残るんだ! 30代でより大きな花を咲かせるんだ!」って言いました。それをずっと覚えていて、じゃあ次は10周年だってなったときに私も30代に突入してるんだよなって思うと、より自分の一歩一歩に実感を持ちながら、責任を持って、楽しみながら、歩んでいけそうな気がしています。そのなかで武道館という、なかなか具体的な約束をしてこなかった私がひとつみなさんにも言えた目標をちゃんと見据えつつ、でも目の前の挑戦を積み重ねていきたいなと思います。


取材・文=澄川龍一 撮影=大橋秀美

岡咲美保

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ツアー情報

5th ANNIVERSARY LIVE フローリア
2026年9月13日(日)LINE CUBE SHIBUYA
 
昼公演【僕の鼓動】
14:00開場/15:00開演(17:00頃 終演予定)
夜公演【約束の音】
17:45開場/18:45開演(20:45頃 終演予定)
 
全席指定
・グッズ付き:¥14,000(税込)
※グッズ:限定アクリルスタンド・アクリルキーホルダー・バックステージ/コメント映像を視聴できる限定Mカードのセット
・一般:¥9,000(税込)

リリース情報

3rdミニアルバム「MY ÉTOILE」
2026年9月2日(水)リリース
<初回限定盤> CD+Blu-ray
品番:KICS-94263
価格:¥9,500
<通常盤> CD only
品番:KICS-4263
定価:¥3,000
 
<CD> ※初回限定盤・通常盤共通
1.らぱっぱ☆PARTNER!
作詞:唐沢美帆 作曲・編曲:本多友紀
2. イイ!!
作詞・作曲:俊龍 編曲:よる。
3. ふしぎなあの子
作詞・作曲・編曲:一二三
4. ペリスコープ
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:笠井雄太(Elements Garden)
5. フローリア
作詞:岡咲美保 作曲・編曲:神前 暁(MONACA)
 
<Blu-ray> ※初回限定盤のみ
・「フローリア」 Music Video
・MAKING
・「Miho Okasaki 1st LIVE TOUR 2026 ~ハッピーラッキージェット!!~ supported by animelo」東京公演ライブ本編映像
・「Miho Okasaki 1st LIVE TOUR 2026 ~ハッピーラッキージェット!!~ supported by animelo」MAKING

https://okasakimiho.lnk.to/3rd_miniAL
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