片岡仁左衛門、南座の『吉例顔見世興行』の「河内山」に意欲――「計算せず、自然と言葉が出てくるように」【オフィシャルインタビュー到着】

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2026.9.15
片岡仁左衛門

片岡仁左衛門

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12月1日(火)~24日(木)まで、京都・南座で『當る未歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎』が上演される。公演に先立ち、「河内山」に出演する片岡仁左衛門の取材会を実施。「河内山」は、宗俊の「悪に強きは善にもと」ではじまる七五調の名台詞で大きな見せ場となる、河竹黙阿弥の名作。悪党ながらも人物の大きさや色気、愛嬌も兼ね備えた河内山宗俊を勤める仁左衛門のオフィシャルインタビューが到着した。

平成27年1月大阪松竹座『河内山』 (C)松竹

平成27年1月大阪松竹座『河内山』 (C)松竹



――『河内山』河内山宗俊を演じるにあたって。

今年も南座の顔見世興行に出演することができ、ほっとしています。この演目は以前から、顔見世興行での上演のリクエストがございました。七五調の名台詞が有名ですが、間や緩急を計算して台詞を話すのではなく、自然と言葉がでてくるようにしなければならなりません。たくさんの諸先輩方、同輩の「河内山」から教えてもらって、自分なりの「河内山」を作らせていただきました。河内山宗俊の魅力は、「悪に強きは善にもと」という台詞にあるように、弱きを助けて、権力に抵抗するところです。私が「河内山」演じる時は、「質見世」の場面から上演することにしております。そして、最大のみどころは最後の「玄関先」での台詞です。初心者のお客様にも分かりやすく、最初から最後まで楽しんでいただけるかと思います。


――本公演で襲名披露を行う三代目尾上辰之助について。


私は紀尾井町のおじさま(二世尾上松緑)には随分可愛がっていただきました。また、そのご子息の初世尾上辰之助さんとも同世代で仲良くさせていただきました。そのようなご縁の深いお家の方が襲名される舞台に一緒に出られるということは、私も嬉しい限りです。三代目の辰之助さんは女方としても良い役者です。以前、私が歌舞伎座で彼とご一緒した時も、しっかりと役の気持ちを掴んで勤めておられました。彼を含めて、若い役者の皆様のご活躍を期待しております。

片岡仁左衛門

片岡仁左衛門

公演情報

『當る未歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎』
 
【昼の部】
第一、正札附根元草摺
 
曽我五郎時致 尾上松也
小林朝比奈 尾上右近
 
第二、絵本太功記
 
尼ヶ崎閑居の場
武智光秀 片岡愛之助
操 片岡孝太郎
初菊 中村壱太郎
武智十次郎 中村隼人
佐藤正清 中村鷹之資
皐月 上村吉弥
真柴久吉 中村扇雀
 
三代目尾上辰之助 襲名披露狂言
第三、音羽嶽だんまり
 
音羽夜叉五郎 尾上左近改め尾上辰之助
畠山重忠 松本幸四郎
白拍子仏御前 片岡孝太郎
鎌田蔵人 片岡愛之助
大内息女大姫 中村壱太郎
結城左衛門 中村虎之介
雲霧袈裟太郎 市川染五郎
榛沢六郎 中村亀鶴
浅野弾正 片岡進之介
大江三郎 中村錦之助
夕照の前 中村扇雀
奴伊達平 中村鴈治郎
 
天衣紛上野初花
第四、河内山 質見世より玄関先まで
 
河内山宗俊 片岡仁左衛門(Aプロ)、松本幸四郎(Bプロ)
宮崎数馬 市川染五郎
腰元浪路 尾上左近改め尾上辰之助
北村大膳 中村亀鶴
後家おまき 上村吉弥
和泉屋清兵衛 中村又五郎
高木小左衛門 中村歌六
松江出雲守 中村梅玉
 
※Aプロ(12月1・3・4・5・8・10・13・14・15・18・19・20・23・24日)
※Bプロ(12月2・6・7・11・12・16・21・22日)
 
【夜の部】
三代目尾上辰之助 襲名披露狂言
第一、 新版歌祭文 
 
野崎村 劇中にて襲名口上申し上げ候
久作娘お光 尾上左近改め尾上辰之助
丁稚久松 尾上松也
油屋娘お染 尾上右近
後家お常 中村雀右衛門
百姓久作 中村梅玉
 
第二、
 
上 萬歳
中 女伊達
下 団子売
〈萬歳〉
萬歳 片岡愛之助
才造 中村隼人
同 中村虎之介
〈女伊達〉
木崎のお康 片岡孝太郎
男伊達淀川の千蔵 大谷廣太郎
同  中之島鳴平 中村鷹之資
〈団子売〉
お福 中村鴈治郎
杵造 中村扇雀
 
第三、 木挽町のあだ討ち
 永井紗耶子 原作(『木挽町のあだ討ち』新潮社刊) 齋藤雅文 脚本・演出
 
伊納菊之助 市川染五郎
篠田金治 松本幸四郎
ほたる 中村壱太郎
佐野川妻平 尾上左近改め尾上辰之助
衣裳方栄二 大谷廣太郎
伊納清左衛門 市川高麗蔵
伊納家の下男作兵衛 中村錦之助
小道具方久蔵 中村鴈治郎
立師与三郎 中村又五郎
久蔵女房与根 中村雀右衛門
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