現代アートの国際展『ヨコハマトリエンナーレ2017』見どころをチェック

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2017.6.29

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ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」』が、8月4日(金)より開幕する。ヨコハマトリエンナーレは、横浜市で3年に1度に行われる現代アートの国際展で、38組のアーティストの作品と1プロジェクトを通して、世界の「接続」と「孤立」の状況について様々な角度から考える。今回は、横浜美術館での大規模なインスタレーションや開港の地・横浜の歴史を意識した作品、日本初紹介となる若手アーティストなど、展覧会の見どころを紹介する。

横浜美術館に大規模なインスタレーション―アイ・ウェイウェイ、 ジョコ・アヴィアント 

アイ・ウェイウェイは、常に自らの置かれた社会状況に関わり、芸術概念を拡張するかのような活動を推し進めている。 『ヨコハマトリエンナーレ2017』では、メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱に、救命ボートと難民が実際に使用した救命胴衣を用いて、難民問題に関する大型インスタレーションを発表する予定だ。

また、館内のグランドギャラリーでは、ジョコ・アヴィアントが、注連縄(しめなわ)から発想した2000本のインドネシアの竹を独自の手法で編み上げたダイナミックな新作を展示する。インドネシアの竹は、同国では古くから家屋や日用品の素材として親しまれてきた。作品を通して、自国で失われつつある伝統文化、人間と自然の共生について考えさせられることだろう。

横浜赤レンガ倉庫1号館で、 「横浜」に関連した新作を披露―小沢剛、 クリスチャン・ヤンコフスキー

ヨコハマトリエンナーレ2017』では、日本の近代化の起点となった横浜の歴史や横浜をテーマにした作品も展示される。横浜の歴史的遺産である横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が、物故著名人の海外での活動に焦点を当てた「帰って来た」シリーズを新たに発表。明治の世を駆け抜けた横浜生まれの伝説的な思想家・美術史家を蘇らせる。

また、ユーモアとペーソスに満ちた写真・彫刻・映像作品等で知られるクリスチャン・ヤンコフスキーは、オリンピックを目前にした日本の「気の流れ」を良くしようと、横浜の公共彫刻を揉みほぐそうと診断するマッサージ師の映像作品を制作する。 

日本初 本格紹介の若手アーティスト―ザオ・ザオ、 イアン・チェン 

ザオ・ザオ(赵赵)、イアン・チェンは、日本で初めて本格的に紹介される近年活躍の著しい若手アーティスト。ザオ・ザオ(赵赵)の「プロジェクト・タクラマカン」は、作家の出身地であり、たびたび民族問題の舞台となるタクラマカン砂漠の真中に、冷蔵庫を運んで配線し、冷えたビールを飲むという行為を映像にした作品だ。ユーモアと壮大なスケールで、かつてシルクロードで様々な物や人、文化が行き交った歴史や、現在の孤立した状況などについて思いを馳せる。

また、イアン・チェンは、管理され閉じられた世界での意識の芽生えをテーマにした映像作品「使者は完全なる領域にて分岐する」を展示予定。プログラミングにより様々な状況がリアルタイムにシミュレーションされたものが映し出され、 神の使いに見立てられた柴犬達が画面内で衝突と変容を繰り返し、予期せぬストーリーを紡ぎ出す。


 
イベント情報
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」

ディレクターズ:逢坂恵理子、三木あき子、柏木智雄
会 期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場
会 場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下ほか
主 催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
http://www.yokohamatriennale.jp/2017/​

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