【対談】Am Amp×MAQIA ジャンルがないなら新しいジャンルを作ってしまおう! ジャンルレスならではの悩みもぶつけ合った対談公開

動画
インタビュー
音楽
19:00
Am Amp×MAQIA 撮影=Riku Kurosaki

Am Amp×MAQIA 撮影=Riku Kurosaki

画像を全て表示(6件)

Sugar(Vo)、矢沢もとはる(Ba)の2人体制となったAm Amp(アムアンプ)は、再始動後に発表したミュージックビデオ「ハートに安全ピンを刺して」が大いに話題を集め、『Am Amp再始動 Here we (Am).』と題した再始動後初のワンマンライブは見事ソールド。8月14日、Shibuya WWW Xでの追加公演もソールドアウトさせた彼らはさらに、8月から3ヵ月連続で、新宿LOFTで『Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT』と題し、マンスリーで対バンライブを開催する。この対バンシリーズを締め括る10月15日公演に出演するMAQIA(マキア)を招いて実施した対談では、Am Ampに向けて大阪のバンドならではのツッコミで場を笑わせながらも、お互いジャンルレスならではのバンドの悩みなどをぶつけ合った。ジャンルがないなら新しいジャンルを作ってしまおう!と心を結束したアツい対談をお届けしよう。

――まずは、自己紹介をお願いします。

Sugar(Am Amp/Vo):Am AmpのSugarです。今回初めましてで、会ったこともない僕らのオファーを受けて下さり、本当にありがとうございます。Am Ampというのは2023年夏に僕一人で立ち上げて、最初は全部一人でやっていたんですけど、その後メンバーが3人加わって4人組バンドになったんですが、今年の3月にドラムが脱退したので活動を休止して。どうするべきか悩んだ結果、5月に「ハートに安全ピンを刺して」というミュージックビデオと、2人で再始動することを発表しまして。ジャンルはオルタナティブロックとは言っていますが、ジャンルレスで、いろんなことに挑戦しているバンドです。よろしくお願いします。

矢沢もとはる(Am Amp/Ba):矢沢もとはると申します。私はベースなのですが、ちょっと人見知りでして。今日はよろしくお願いします。

malo(MAQIA/Ba):ベースのmaloと申します。僕も人見知りです。

TaJI(MAQIA /Gt):ギターのTaJIです。僕も人見知りです。

志雄(MAQIA/Dr):ドラムの志雄です。リーダーをやらせてもらってます。

大賀廉人(MAQIA/Vo):ボーカルの廉人です。メンバーのなかで1番人見知りです。

志雄、malo、TaJI:ウソつけー(笑)。

廉人:MAQIAもAm Ampさんと同じようにジャンルレスなので、対バンとか、なかなか組む相手とかに困ってるバンドで。メンバーも、いろんなジャンルをやってた人たちで、元々ヴィジュアル系をやってた2人(TaJI、志雄)と、J-ROCKをやってた2人(廉人、malo)です。ベースは、ボカロ系のサポートとかもやってたので、それぞれジャンルがバラバラすぎて。

TaJI:うちはみんなバラバラやね。

廉人:元々は飲み友達で、それぞれ別のバンドをしていたんですけど、それぞれのバンドが終わった後にまたバンドを作りたくて、ボーカルの自分が集めました。

志雄:バンドを始動して1年ぐらいなんですけど、曲はTaJI君が作っていて。元々、廉人が持ってる色を出したり、いままでにないような色を出したり、曲の感じもどんどん変わっていってる最中で。まだ試行錯誤しながら、成長中な感じです。

Am Amp

Am Amp

――MAQIAのみなさんはまったく接点がなかったAm Ampからオファーがきたとき、どう思いましたか?

志雄:TikTokとか見させてもらってたので、活動の仕方がちょっと似てるのかなとは思っていたんですよ。それこそ、Spotify O-nestに出たときに「Am Ampさんとかどう?」って言われていて、気になっていたので。お誘いしてもらって、なんかいいタイミングやなと思いました。

TaJI:僕もTikTokで知ってました。元々ヴィジュアル系をやっていたので、もとはるさんの前のバンド(マイナス人生オーケストラ)も知ってますし。

矢沢:そっちの話もしたいですね。

TaJI:対バンはしたことはなかったんですが、僕はライブを観させてもらったことはあるんです。

矢沢:同じ空間にいたということですね?

TaJI:そうですね。

矢沢:僕は東京出身ですけど、マイナス自体は大阪のバンドですからね。

TaJI:僕と志雄は去年まで大阪にいたんですよ。

――いまは東京ですか?

TaJI:そうです。

■音楽的にジャンルレスな感じがあって、シンパシーを感じてしまって。まだ会ったことも親交もなかったけど、ダメ元でオファーさせてもらいました。(Sugar)

――Am AmpはなぜMAQIAに声をかけようと思ったんですか?

Sugar:僕がインスタを始めたとき、MAQIAしか流れてこない時期があったんですよ。それがすっごいカッコよかったんです。音楽的にジャンルレスな感じがあって、そこにちょっとシンパシーを感じてしまって。今回、再始動に合わせて『VS.SERIES』をやるってなったとき、まだ会ったことも親交もなかったけど、ダメ元で誘ってみようということでオファーさせてもらいました。

志雄:めっちゃ嬉しいですね。

Sugar:さっき、試行錯誤っておっしゃってましたけど。ジャンルが違うメンバーだからこそ、すごい衝突とかいろいろあるんじゃないかなと思うんですけど。そこは、実際どうですか?

TaJI:衝突はめっちゃある! 結構ある。

Sugar:本当はこういうジャンルが好きなのに、でもいまはMAQIAだからこうしようとか。そういう話になったりするのかなと思ったんですけど……。

TaJI:めっちゃそういう話をします。

志雄:TaJI君にはV系っていうのがベースにあって、でも、このメンバーで楽器隊の良さ、廉人の良さを引き出すってなったら、もっと他の要素が欲しいなってなるんですよ。それで、他の要素に寄りすぎたり、またTikTokの映え動画を意識しすぎたりすると、バンドとしての芯がなくなるとか。そういう話し合いはめっちゃします。

TaJI:V系でやっていたときは、そのシーンの中にいること自体が軸になるから、どんな曲をやっても許される節があったんですよ。それと同じ感覚で、いろんなジャンルの曲を取り入れて世に出そうってなったとき、V系のシーンから外れた瞬間に、自分の芯がなくなってしまったような感覚になったんですね。そうなったとき、どの部分を大切にして、どういう要素を取り入れようか?っていうのはめちゃくちゃ悩んでますね。自分の芯のところだけを押し通したところで、メンバーから「良い」って言われないシチュエーションとかもあるので。まだまだ悩み中です。そもそも僕はヴィジュアル系のバンドをやってるときから、そこにヒップホップの要素やボカロの要素を掛け合わせて曲を作ってて。それが、バンドの個性になると思ってやってきてたんですね。MAQIAは、このジャンル違いのメンバーと組んだ時点で絶対個性的なものになるのは間違いないなと思ってんで、そこをどう自分が曲に落とし込んでいくのか。そこを、まだ探している最中ですね。

■ヴィジュアル系のアイデンティティは失わず、いまも昔の延長でやってこられているのは、Sugarのおかげでもありますね。(矢沢)

――なるほど。矢沢さんは逆に、Am Ampに加入してもヴィジュアル系をそのまま一人で突き通していくスタイルで。

矢沢:おっしゃる通りです。Am Ampの話を受けたとき、メンバーに2.5次元の俳優さんがいたんですよ。僕はそんなに長い期間ではないですけど、活動として表に出ていたのはヴィジュアル系バンドをやっていたときだけなので、そことニアリーな村にいるロックバンドの方ならまだしも、俳優さん、2.5次元とかいわれると異国な訳です。

L⇒R:矢沢もとはる(Am Amp)、大賀廉人(MAQIA)

L⇒R:矢沢もとはる(Am Amp)、大賀廉人(MAQIA)

――想像のつかない別世界の人とバンドを組むことになった訳ですね。

矢沢:ええ。そのなかで自分はどう立ち回ろうか、どの役割でなにをすればいいのかな?っていうことは考えました。でも、そこで彼(Sugar)から「ヴィジュアルを系やっていた当時のままで来てくれればいい」と言われたので、自信を持って僕はいまもそれをやり続けているんです。ヴィジュアル系のアイデンティティは失わず、いまも昔の延長でこれをやってこられているのは、Sugarのおかげでもありますね。

TaJI:アツい! いいっすね。この間、もとはるさんのXのポストを見たとき「自分はヴィジュアル系出身から違うジャンルに入ったから、ヴィジュアル系と新しいジャンルの橋渡し役になりたい」みたいなことが書いてあって。「それ分かるー!」ってなりました。めっちゃ共感しました!

矢沢:このスピリットは、そこの村出身じゃないと感じられないと思うんですよ。

TaJI:そうですね。

矢沢:そこは志雄さんも多分、感じて下さっているのではないかと思うんですが。

志雄:そうですね。すごく感じてます。でも僕、元々はヴィジュアル系ではなくて。

矢沢:違うんですか? 留学生?

志雄:どっちかっていうとこの人(malo)と近いジャンルでやってて。それで、いろいろヴィジュアル系もサポートするようになった感じなので。

矢沢:では、ヴィジュアル系といっても帰国子女的な感じだったんですね。

志雄:ホームステイする感じで2年ぐらいやって解散、みたいな感じで。一応はそのシーンにいたのでV系のマインドはすごく分かります。V系って、そこにリスペクトがないとやっていけへんというか、お客さんにもそれをすごい感じる人たちが多いなと思いました。

■どこのジャンルに行っても自分がカッコいいと思うもんをやっとけば誰かに刺さるかなと思ってやっていたんですよね。(志雄)

――V系をやってる当時は、いまこんなに爽やかな志雄さんもバッキバキにメイクしたりしていたんですか?

志雄:してました。でも、僕はV系メイクにK-POPやほかの要素を混ぜたメイクにしてました。

矢沢:そこも、帰国子女らしく。

志雄:ほんまに他ジャンルからやってきてたんでね。女性シンガーとかアイドルのサポート、V系、いろいろやっていくなかで、なんやろう? 自分はジャンルというよりかは、どこのジャンルに行っても自分がカッコいいと思うもんをやっとけば誰かに刺さるかなと思ってやっていたんですよね。

矢沢:素晴らしい!

志雄:それこそ、すごくいろんなものが混ざった感じのいまのバンドのなかでは、TaJIがV系の色を出して。そこに自分がいままでいろんなサポートで学んできた色を出して。ベースのmaloも同じように、自分がやってきた色を出して。ボーカルが若い力でグイグイ引っ張っていってくれたらワクワクするなと思って、このバンドをやってますね。

――矢沢さんのXのポストから、ここまでお話しが展開していくとは。

矢沢:あのポストは、別に誰かに向けて書いた訳ではないんですよ。それが、同じ業界、こうしてバンドマンの方に刺さったというのはすごく嬉しいなと思います。V系って、一度村を出ると「アイツはV系じゃない」みたいな空気が……。

TaJI:そうそう!

矢沢:多少なりともあるじゃないですか。あの文化だけを愛して村の中で生きていくことが正義っていう風潮があるなか、そんな風に僕の言葉が刺さってくれたことが嬉しかったです(笑顔)。

Sugar:いつも面白系を拾われることが多いなか、真面目に書いたポストが逆に刺さるとは。

TaJI:ホントにあれは100%共感したんですよ。

矢沢:いやー、嬉しい!

Sugar:結成当初から常々言ってたことだもんね。架け橋になりたいってことは。

矢沢:注目を浴びてない頃から、言ってることは一貫しているので。たぶん、自分たちがどんなに大きくなったとしても、言い続けると思います。他のシーンとの架け橋になってみせるということは。先人でもそういう方々がいらっしゃったので、少なからず、その一端を担えるようになりたいというつもりでいます。

 

■2人の距離感がなんでこんな近いんだろうって。演技としてやってる感じがあんまりなくて、多分ステージもこんな距離感でやってるんだろうなって想像しながらMVを見てました。(廉人)

――ここからは話題を変えて。MAQIAのみなさんはAm Ampの音楽、ミュージックビデオなどをご覧になって、どう思われましたか?

廉人:映像がとてつもなく……。

TaJI、malo、志雄:エロい!!

一同:(大爆笑)。

――男性が見ても?

廉人:男が見てもエロいです。あれは。

Sugar:そんな狙いはなかったんですけどね(苦笑)。

――ちなみに、廉人さんはどんなところにエロさを感じました?

廉人:2人の距離感ですね。なんでこんな近いんだろうなって。演技としてやってる感じがあんまりなくて、これは多分、ステージもこんな距離感で、こんな動きをしながらやってるんだろうなって想像しながら、「ハートに安全ピンを刺して」のMVを見てました。

Sugar:もう、付き合いも14年目とかなので。

MAQIA全員:へぇーー!

Sugar:同級生とか地元が一緒とかではないんですけど、そういう友達以上に付き合いが長くて。「なんだコイツ」と思うことはお互いあると思うんですけど、根本は理解してるつもりなので許せちゃうんです。

 

――Sugarさん曰く、14年の付き合いがあっての近しいあの距離感ということですが。実物の2人を見ても、エロさって感じます?

廉人:いやもう、エロの塊じゃないですか!

志雄:ここ(取材場所に)来てからずっとエロい目で。

TaJI:見てましたから(笑)。

――実際に話してみたらどうでしたか?

廉人:思ってたよりも100倍優しい方たちでした。

――クールに見えていたということ?

廉人:そうです。MVの雰囲気とかキメキメだったので。すごいトガってる人が多いじゃないですか、バンド界隈って。でも、最初から礼儀正しい方々だったので、本当は優しい方々なんだろうなって感じました。

L⇒R:志雄(MAQIA)、malo(MAQIA)、Sugar(Am Amp)、TaJI(MAQIA)

L⇒R:志雄(MAQIA)、malo(MAQIA)、Sugar(Am Amp)、TaJI(MAQIA)

■映像とかを見ると世界観がすごい作り込まれるじゃないですか。人間性も謎めいてるイメージで。だから今日の対談も、やる前はすごい怖かったのでビビりながら来たんです。(malo)

志雄:僕は、4人編成のときからちょこちょこ音楽はチェックしていて。今回、再始動の新曲「ハートに安全ピンを刺して」を聴いて、ギターの感じとか、キューミリ(9mm Parabellum Bullet)っぽいなと思ってて。単純に曲が好みで。あと、細かいところではBメロのリズムの感じ、キックとベースが同じリズムでいくところはめっちゃ好きで、ライブでは絶対映えるやろうなって思って聴いてました。

矢沢:リズム隊はあそこ、好きですよね?

志雄:そうですね(笑)。

malo:僕は、怖い人なんかな? 喋りづらい人なんかな? と思ってたら、こうやって話してみたらバンドマンっぽくて分かりやすくて。なんですけど――。

廉人:ちょっとミステリアスなところが。

志雄:V系っぽくもあるのかなと。

矢沢:いやいや。僕、さっきV系代表感出しながらしゃべってましたけど、当時からそのなかで浮いてた存在でしたから。浮いてた上に、さらになにかを背負って外に出た感を出しちゃったから、なんかよく分かんないミステリアスになっておりますが(笑)。

志雄:動画でよく流れてくる矢沢さんの映像を見てると、めっちゃ真面目にやってるのか、それともガチで面白いことやってるのかが分からん感じやったから。そこもミステリアスで。

Sugar:そういう人間が一番怖いですよね。冗談が通じなさそうで。

志雄:そうなんですよ! でも、しゃべってみたら話しやすい感じで『VS.SERIES』がさらに楽しみになりました。

TaJI:「ハートに安全ピンを刺して」以外の新曲で、“取扱注意”って書いてる新曲も聴かせてもらったんですけど、イントロのボーカルチョップからめっちゃクセになるわって。絶対盛り上がりそうな曲だったので、マジでライブが楽しみになりました。僕も、最初は2人とも近寄りがたいのかなって思ってたんですけど。

矢沢:「(腕を組んで低い声で)MAQIA君」とか言いそうな?

TaJI:アー写とかのイメージは、まさにそんな感じなんですよ。本当にそういう感じの方やったら、この対談終わったあと、絶対メンバーみんなで「ヤバいな」、「ライブどうする?」とか話してたと思います(笑)。

矢沢:Am Ampを組んでまだ3周年弱なのに、「MAQIA君」とか重鎮感出せないですよ(苦笑)。

TaJI:でも、話してたら全然怖くなくて安心しました。

malo:僕にとってヴィジュアル系は、TaJIとバンドを組んでから、ほんまに初めて触れるようなメンタルだったので。映像とかを見ると、ロックバンドよりもすごい作り込まれるじゃないですか、世界観が。人間性も謎めいてるイメージで。だから、僕は今日の対談も、やる前はすごい怖かったのでビビりながら来たんですよ。

廉人:対談のときにタバコずっとくわえてたらどうしようって。

矢沢:はははっ。「ハートに安全ピンを刺して」のMVでずっとタバコ吸ってるから。

malo:でも、話してみたら全然怖くなくて。そこら辺のバンドマンよりも優しい上に、音楽的にもすごいロックで。自分好みの曲や、ライブでお客さんが歌えるところとかもめっちゃあったので、TaJIに「リファレンスして」って言おうと思いました(笑)。

 

――ではAm AmpはMAQIAの4人に会ってみてどうでしたか?

矢沢:ジャンルレスで、対バン仲間がいなさそうと勝手に感じてたんですけど、そういうところが似ていて非常に嬉しかったです。

Sugar:インスタで流れてくる動画、スタジオで撮った動画、ライブ映像も見させてもらったんですけど、眩しいぐらいキラキラしていて。今日の対談でも眩しすぎて直視できないんじゃないかと思っていたんですけど、すごく物腰が柔らかくて。こんな俺らでもちょっと仲良くなれそうな雰囲気を勝手に感じました。音楽性に関しては、TaJI君がメロディーも作っているんですか?

TaJI:そうです。

Sugar:サビでスパーンっていくっていうよりも、上昇していくようなフレーズで語り掛けてくる曲がMAQIAは多いなって思って、そこが自分は好きで。曲のなかでは「スペクトラム」。あれは10月の『VS.SERIES』のライブでは?

MAQIA:やるね。

廉人:定番曲で、一番盛り上がるんですよ。

Sugar:そうなんだ! あの曲がクソかっこよくて好きですね。

矢沢:僕は、「キミユメ」のMVがとてもかわいかったです。

MAQIA:(出演している)女の子?

矢沢:違いますよ~。映像の撮り方とか全部がかわいくて、少女マンガを見ているような気持ちになりましたね。かわいいものを見る気持ちっていいですよね。

 

Sugar:僕らは、そういうかわいいテイストは出せないからいいなって思いました。4人とも動画で見てた通り、キラキラしてて、すっごい爽やかな人たちで。そこもうらやましい。

志雄:とくにこの人(廉人)はキラキラなんですよ。

廉人:たぶん、ここからは汚れていくだけですけど。

一同:(大爆笑)。

矢沢:でも、本当に王子様みたいですね。

廉人:いや、ありがとうございます! 照れる、照れる。

矢沢:さっきSugarから話が出てた、スタジオの中で歌ったり演奏している動画は僕も拝見しまして。あの構想、企画はどなたが考えたんでしょうか。

廉人:自分です、コロナ禍で活動ができなかったときに。うちは自分だけ身長が高いので、それで、地面にカメラを固定して、楽器隊の配置とかを考えて、余白を無理矢理4人で埋めて、その画角のなかにバンドメンバー全員をぎゅぎゅっと集めて映して投稿してみたっていうのが発端です。

矢沢:監督的なセンスもおありなんですね。

廉人:写真とかはこだわりがあるかもしれないです。ミュージックビデオとかの画に関しては、ドラムの志雄が一番やってくれていて。普段もカメラで撮ったりしてるんですよ。

Sugar:ドラムの「叩いてみた」動画の撮り方とかスゴいですよね?

志雄:見るのも撮るのも好きなので、自分でカメラやライティングもセットしてます。

矢沢:みなさん、独立型の個性派タイプですよね。しかも、お話しを聞いていたら、それぞれいろんなジャンルから来られていて。いい意味で、その誤差がうまいこと噛み合って合致してる集合体、チームなんだなとお見受けしました。

■『VS.SERIES』当日は、“枠を飛び出したものたちが答えを探す場所”になったらいいですよね。(TaJI)

――こうして、お互いのことが分かったところで。10月15日、Embersも交え、三つ巴の『VS.SERIES』、当日はどんなライブになりそうですか?

矢沢:負けないように。

Sugar:いままでこんなバンドいなかったでしょ?って、ジャンルレスでやってきて、気づいたら対バン相手に困ってて、周りに誰もいない。そういうやつらが結託して、本当の意味で唯一無二な1日なるんじゃないかなって、僕は勝手に思ってます。

矢沢:Embersさんとはお知り合いなんですよね?

TaJI:そうです。EmbersのギターのKAIRIは大阪出身で、大阪時代の僕の後輩なんですよ。

Sugar:直属の後輩ということ?

TaJI:はい。お酒飲みながらギター弾いて遊んだりとかしてたので。彼もヴィジュアル系バンドをやっていたので、当日は“枠を飛び出したものたちが答えを探す場所”になったらいいですよね。

――いいサブタイトルができちゃいました(微笑)。

TaJI:Am Ampさんは、まだEmbersに会ったことはないんですか?

Sugar:ええ。これから対談があるので、そこでWhat's upしようかなと思っているんです。

矢沢:この人、「初めまして」のことを「What's up」って言うんですよ。入れ墨だらけのこの身体で、そんなこと言われたら怖いから「直して下さい」って言ってるんですけど。でも、Embersさんとつながりがあるのなら、この日はもういっそのことMAQIA主催で……。

――ということにはなりません(笑)。主催はAm Ampです。それでは、最後にライブ当時に向けて意気込みをお願いします。

malo:もうめっちゃ楽しみ。MAQIAの楽曲は絶対にライブに合うので、みなさんに喜んでもらえると思います。この対談を通して、当日はいい日なるなって思ったので、よろしくお願いします。

TaJI:ジャンルレスなバンドやなって自分らも思っていたし、そういう意味でAm Ampさんのことは前から似ているなと思っていて。それこそEmbersも多分、同じ感じやと思うんです。ジャンルがないなら、そういうバンドで新しいシーンを作ってしまえばいい、みたいな気持ちが自分のなかにはあるんです。今日の対談を通して、心の距離は近くなって仲良くなれたと思うんですけど、ライブはライブでバチバチに。新しいシーンを作れるぐらい、熱量を上げたライブをみんなでして、そのあと打ち上げなりご飯で、さらに仲を深めて。これから先へと、なにかが続くような1日になったらいいなと思います。

志雄:ライブはバチバチでいきたいですね。そしてこれから先、ツアーとか一緒にやっていけたらいいのかなというのも見据えて。まずここで一旦ボコボコにさせていただこうという気持ちです。本当に、新しいシーンみたいなものを一緒に作っていけたらいいなと思います。

廉人:この対談で近いものをすごく感じられたので、対バンでボコボコとか言ってますけど(笑)。でも、音楽をやってて一番嬉しいのは、ファンの方を最後に笑顔にできるところだと思うので、そこに向けて一緒に盛上げていけたらなと思っています。よろしくお願いします。

矢沢:『VS.SERIES』と言ってる以上、ライブは闘い。お互いが積み重ねてきたものを全力でぶつけて、それをフロアの人にどう観てもらうのかっていうことだと思うんです。お互いのファンに対して、MAQIAってなんぞや、Am Ampってなんぞやっていうものを、この記事を読んでいただければ、同じ悩み、同じ志をもった者同士というのはファンの方にも伝わると思うので。そういうバンドたちの物語、その転機となる日をみなさまには観ていただけたらすごく嬉しいなと思います。

Sugar:まだ迷ってる人は、絶対この10月の『VS.SERIES』、観て欲しいなと思う。この記事を読めば、当人たち同士が強いシンパシーを感じているのが伝わると思うから、当日は、うちのファンもきっと「MAQIAかっこいい」、「Embersカッコいい」ってシンパシーを感じてもらえるはず。それができるのが『VS.SERIES』の素敵なところだから、どうか10月を楽しみにしていて下さい。迷ってる人は俺たちを信じて、必ず観に来て下さい。待ってます!

取材・文=東條祥恵 撮影=Riku Kurosaki

Am Amp情報

<リリース情報>
Mini album『A/A』
2026年10月23日発売
【初回限定盤】CD+DVD ¥5,000(税込)
【通常盤】CD(紙ジャケット仕様) ¥2,500(税込)

8cm single「ハートに安全ピンを刺して」
2026年10月23日発売
【Type A】¥1,250(税込)
【Type B】¥1,250(税込)
【Type C】¥1,250(税込)
 
<ライブ情報>
Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT
8月28日(金)  w/ ASH DA HERO
9月24日(木)  w/ '97,Kids / Earthists.
10月15日(木) w/ Embers / MAQIA
▶:イープラス https://eplus.jp/amamp/

Mini album『A/A』& 8cm single『ハートに安全ピンを刺して』 リリース&ツアー
10月23日(金)高田馬場CLUB PHASE
11月6日(金)仙台MACANA
11月13日(金)今池CLUB 3STAR(名古屋)
11月14日(土)ROCKTOWN(大阪)
FINAL
12月8日(火)渋谷 CLUB QUATTRO

■Am Ampオフィシャルサイト https://am-amp.jp/

MAQIA情報

<リリース情報>
1stアルバム『REALISED』

【CD】 2026年9月12日発売
【配信 】2026年9月5日配信予定

<ライブ情報>
MAQIA ONEMAN LIVE 1st ALBUM「REALISED」Release Party

9月12日(土)SHIMOKITAZAWA Flowers Loft

MAQIA presents 2MAN LIVE「Ride or Die」vs EVE OF THE LAIN
9月25日(金)OSAKA MUSE

MAQIA ONEMAN LIVE 1st ALBUM「REALISED」Release Party 追加公演
10月6日(火) ANTHEM AKIBA

■オフィシャルサイト https://maqia.jp/
シェア / 保存先を選択